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広島大学大学院「たおやかで平和な共生社会創生プログラム」は、第3回国際シンポジウム「持続可能な開発目標と平和:カンボジア、ラオスにおける戦争の負の遺産除去を目指して」を、下記のとおり開催します。
本プログラムは、世界の条件不利地域の多文化共生課題を解決する人材の育成を目指し、国内外の教育研究機関や企業、国際協力機関等との連携・協力のもとで実施する学位プログラムです。
本シンポジウムでは、戦争の負の遺産である地雷・不発弾除去や、紛争後の社会復興に向け世界的な取り組みを主導するジェームズ・マディスン大学国際的安定化センターディレクター ケネス・ラザフォード教授を招き、これまでの活動や今後の課題について講演いただきます。
また、ラオスおよびカンボジアでの取組みや南南協力(途上国の国・地域同士が政治、経済、社会、文化、環境、技術などの分野において、幅広い枠組みのなかで協力すること)、日本による支援、アフガニスタンの事例について、関係機関よりご報告いただきます。
たおやかプログラムの底流をなす「平和を希求する精神」のもと、今なお多くの人々の生活を脅かしている問題について考える機会を提供するとともに、地雷除去活動を促進してきた日本の技術力についても焦点を当て、たおやかプログラムが目指す適切な先端科学技術を困難な課題を抱える地域に適用・実装する共生社会を創生する将来のリーダー育成についても意見交換を行います。
記
日 時:平成27年12月19日(土)13:00~18:30(12:30開場)
場 所:ホテル広島ガーデンパレス(広島県広島市東区光町1-15-21)
対 象:学生、教職員及び一般の方
定 員:100人(参加申込期限:12月11日(金))
言 語:日本語・英語(同時通訳)
【内 容】
13:00~13:05 開会挨拶
13:05~13:10 来賓挨拶
13:10~14:10 基調講演「地雷・不発弾被害者救済についての成果と課題」
(ケネス・ラザフォード教授(ジェームズ・マディスン大学国際的安定化センターディレクター)
14:10~14:25 休憩
14:25~16:45 関連機関からの報告
14:25~15:05 ラオスからの報告(ラオス不発弾プログラム)
15:05~15:45 カンボジアからの報告(カンボジア地雷対策センター)
15:45~16:25 日本による支援(独立行政法人国際協力機構ラオス事務所)
16:25~16:45 アフガニスタンからの報告(広島大学大学院国際協力研究科)
16:45~17:00 休憩
17:00~18:25 パネルディスカッション「持続可能な開発目標と平和」
18:25~18:30 閉会挨拶
<ケネス・ラザフォード氏略歴>
CISR(ジェームズ・マディスン大学・国際的安定センター)のディレクター・教授。
ファンドレイジングや戦略的な計画策定に尽力し、戦争の負の遺産である地雷・不発弾除去や、紛争後の社会復興に取り組む世界的なリーダーとして注目されている。
これまで約200万ドルの資金を集め、彼の下ではフルタイムのスタッフ13人、研究生10人、海外の特定プロジェクトには数人の研究者が働く。
さまざまな機関との協力体制を拡げており、国連や世界規模の基金、米国政府等、紛争後の経済や社会活動をバックアップしている機関等と連携している。
地雷被害者ネットワークの共同創設者で、1997年の対人地雷禁止条約(オタワ条約)や、2008年のクラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)締結に大きな役割を果たしノーベル平和賞を受賞した団体にも貢献。
複数大学や団体からさまざまな賞を受賞しているほか、ユナイテッド航空が実施する「everyday heroes」でノミネートされた6,300人の中から最終25人に選ばれた。
また、2013年にはイギリスの組織Action on Armed Violenceに「武器による暴力撲滅に最も影響を与えた100人」に選ばれるなど、その活動や功績は広く評価されている。
【参加申し込み】
E-mailにて氏名・所属先を明記の上、お申込みください。
[締切]12月11日(金)
【申込先】
Email:taoyaka@hiroshima-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)
広島大学たおやかプログラム事務室
Tel:082-424-6954