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キラル物性研究拠点がJSPS研究拠点形成事業(先端拠点形成型)に採択されました



本学のインキュベーション研究拠点の一つであるキラル物性研究拠点を中心とする研究者グループによる「スピンキラリティを軸にした先端材料コンソーシアム」が平成27年度日本学術振興会(JSPS)研究拠点形成事業(先端拠点形成型)(※)に採択されました。

電子の自転(スピン)がつくる微小な磁石が周期的ならせん状に分布する「キラルらせん磁気構造」を示すキラル磁性体は、全く新しいメカニズムで動作する低消費電力の次世代コンピュータや高感度センサーの材料となり得る物質として、世界中で注目されています。本コンソーシアム事業は、日本・イギリス・ロシアを中心とした世界6カ国、149人の研究者らが連携することにより、キラル磁気構造の制御、合成法の確立、応用までの研究を世界的に推進し、次世代の中核を担う若手研究者を育成することを目的とし、平成27年4月1日~平成32年3月31日の期間で実施します。

コンソーシアムの日本側拠点機関は広島大学となっており、キラル物性研究拠点の拠点長でもある理学研究科の井上克也教授が日本側コーディネーターを務めます。

キラル物性研究拠点は、本採択を皮切りに、海外との研究者交流を活性化し、国際共同研究、優秀な外国人研究者の招聘、若手研究者や大学院生の海外派遣などを通して本学の国際化に貢献していきます。

なお、今年度は日本で2回(うち1回は広島)、イギリスで1回、ロシアで1回の国際会議を開催する予定です。

(※)日本学術振興会(JSPS)研究拠点形成事業は、我が国と世界各国の研究教育拠点機関をつなぐ協力関係を確立することにより、世界的水準または地域における中核的な研究交流拠点を構築し、次世代の中核を担う若手研究者を育成するために実施されています。





「スピンキラリティを軸にした先端材料コンソーシアム」概念図




日本側コーディネーター(リーダー)理学研究科・井上克也教授

【お問い合わせ先】

広島大学学術・社会産学連携室 研究企画室

Tel:082-424-4426

E-mail:ura*office.hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)


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