家畜舎
農場では、教育と研究を目的として、乳用牛、肉用牛、緬羊、山羊を飼育しています。乳用牛が生産した生乳、肉用牛が生産した育成牛などは、売払われ、年間およそ5,000万円の収入を得ています。実際に収入をあげる生産を行うということは、特に教育面において、消費者に生産物を提供する現実の生産システムを、学生等の体験や学習の目的に活用できるという意義があります。なお、この売り上げの一部は、農場の運営経費に使用されます。
家畜飼養頭数(令和4年4月1日現在)
- 乳用牛(ホルスタイン種)
成:43頭,育:17頭,計60頭 - 肉用牛(F1,黒毛和種)
成:20頭,育:13頭,計33頭 - 緬羊(サフォーク種)
成:13頭,育:13頭,計26頭 - 山羊(トカラ)
成:29頭,育:1頭,計30頭 - 山羊(シバ)
成:6頭,育:1頭,計7頭
搾乳ロボット
平成22年度に特別経費で設置し、令和3年度に更新しました。

摂取計測器付給餌機 RICシステム
乳用牛に混合飼料(Total mixed ration、TMR)を自動給餌し、その摂取量を自動的に計測できるシステムです。

乳成分分析装置
生乳の脂肪、タンパク質、乳糖、無脂固形分を測定する装置です。

飼料生産関連設備
農場には牧草を含む飼料作物圃場および放牧草地があわせて約17haあります。これらの圃場では、乳用牛に給与するトウモロコシおよび牧草を栽培して、サイレージや乾草として収穫したり、放牧して家畜に食べさせたりしています。これら飼料作物の栽培と生産に必要な、トラクターとアタッチメント(マニュアスプレッダー、プラウ、ロータリー、播種機、農薬散布機、ハーベスター、ベーラー、ラッピングマシーンなど)、自走式の作業機械(ローダー、ピックアップ)などを備えています。

堆肥の散布

トウモロコシの刈取り

ロールサイレージのラッピング

ラップサイレージの運搬