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”技術論”の源流をたずねて―1930年代ソ連における”マルクス主義的技術史”の探究―

市川 浩 著

A5版 149頁 2024年11月8日刊行
2,750円(本体2,500円+税10%)
ISBN:978-4-903068-71-8

*電子版は広島大学 学術情報リポジトリから無償提供
e-ISBN:978-4-903068-72-5

内容紹介

 技術とは何か?1930年代,「唯物論研究会」に集う日本の唯物論者たちにより,技術の哲学的・社会科学的把握を目指す知的営みが展開された。その分野は“技術論”と呼ばれた。しかし,それは“ソヴィエト・マルクス主義”の影響を免れてはいなかった。
 本書は,“技術論”の源流をたずねて,当時のソ連で“技術論”を担った論者たちの正体,背景,動機に迫り,過酷な政治史の裏面に消えていったオルタナティヴに新しい光を当てる。

 

目次

序章  問題の所在と課題
第1章  ニコライ・ヴォルコフと高等工業教育における“マルクス主義的技術史”の探究
第2章  ソ連邦科学アカデミー・科学史=技術史研究所(1932〜1938 年)
第3章  ハイム・ガルベルの技術論
第4章  “物質文化史”か“技術史”か?―1930 年代初頭のソヴィエト国立物質文化史アカデミーにおける論争― 
補論 [1]ニコライ・ブハーリンの技術論
補論 [2]ヴィクトル・ダニレフスキー再考

あとがき
人名索引
図の典拠
初出一覧
 

 

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