名前で読み解く英文学-シェイクスピアとその前後の詩人たち-

吉中 孝志 著

四六判 159頁 2012年3月刊行
935円(本体850円+税10%)
ISBN:978-4-903068-24-4

内容紹介

英文学の名著に登場する人物の名前に隠された、著者自身や愛するひとの名前の痕跡を分析することによって、詩人たちの生きた時代や彼らの心を読み解こうとするユニークな作品。著者の長年に亘る英文学研究と学生との知的接触の中から集められた宝石のような鍵をもって、現代の若者を深く英文学の世界に誘わんとする意欲作。

目次

序章 隠された名前―ジョン・レノンの「ジュリア」

第1章 同じ名前が意味すること―サー・フィリップ・シドニーの『アストロフィルとステラ』

第2章  なぜ恋人の名前は繰り返されるのか?―エドマンド・スペンサーの『アモレッティ』

第3章  なぜロミオはロミオなのか―ウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』

第4章  妻の名前―ジョン・ダンの恋愛詩と宗教詩

第5章  父と息子の名前―ベン・ジョンソンの言語的アナモーフォシス

第6章  名前の市場価値―アンドリュー・マーヴェルの「庭に反対する草刈人」

第7章  名前の堕落、ビフォー・アンド・アフター―ジョン・ミルトンの『失楽園』

終章  薔薇の名前

あとがき
索引

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