わが国の金融システム改革と法制整備

木下 正俊 著

A5上製 409頁 2015年4月1日刊行
3,740円(本体3,400円+税10%)
ISBN:978-4-903068-33-6

内容紹介

「日本版ビッグバン」と「平成金融危機」。わが国は1990年代後半以降、戦後金融体制を象徴する「護送船団方式」からの転換とバブル崩壊に伴う銀行不良 債権問題の解決を中心とする金融システム改革を推進してきた。そして私たちは今どのような地平に立っているのだろうか。わが国の金融システム改革を金融の 効率化・高度化・融合化・安定化の観点から多面的に捉え、改革を実現する法的インフラ整備の取組みを検証した渾身の書。

目次

序章 金融システム改革と法制整備の概観
はじめに
第1節 金融の機能と法
第2節 金融の効率化・高度化を推進する改革
第3節 金融の融合化を推進する改革
第4節 金融の安定を確保する改革

第1部 金融の効率化・高度化を推進する改革

第1章 先端金融の推進と法制整備
はじめに
第1節 金融システム改革と金融構造の変化
第2節 先端金融としての「市場型間接金融」の意義と役割
第3節 先端金融分野の主要市場の概観
第4節 先端金融を推進する法制整備の概要

第2章 資産流動化・証券化の推進
はじめに 第1節 資産流動化・証券化の本格化とインフラ整備
第2節 資産流動化・証券化の多様化
第3節 証券化市場の再生に向けた環境整備
(補論)特定債権法の廃止に関する覚書

第3章 シンジケート・ローン市場の発展
はじめに
第1節 シンジケート・ローン市場の拡大とその意義
第2節 シンジケート・ローンの仕組みと法的構造
第3節 最近の裁判例の概要
第4節 シンジケート・ローンに関する主な法的論点と若干の考察

第4章 金融の融合化の推進
はじめに
第1節 金融機関の業態の融合化の諸形態とその意義
第2節 金融機関の業態の融合化と法制整備
第3節 金融コングロマリット化と規制・監督

第2部 金融の安定を確保する改革

第5章 金融機関の経営破綻とセーフティ・ネットの整備
はじめに
第1節 近年の金融システムの動揺とセーフティ・ネットの整備
第2節 緊急立法による金融機関の破綻処理等
第3節 預金保険制度の整備
第4節 証券投資者・保険契約者の保護制度の整備
第5節 市場型金融危機への対応

第6章 金融機関の健全経営確保のための規制・監督
はじめに
第1節 規制・監督の必要性とその根拠
第2節 規制・監督の類型と理念の転換
第3節 規制・監督の再編
第4節 規制・監督の実施体制
第5節 金融機関に対する健全性規制・監督

第7章 バブル融資と銀行取締役の責任
はじめに
第1節 バブル融資を巡る銀行取締役に対する責任追及の構図
第2節 近年の主な裁判例の概要
第3節 銀行取締役の責任に関する主要論点の整理と検討

第8章 銀行の守秘義務と情報開示
はじめに
第1節 銀行守秘義務と情報開示を巡る近年の動き
第2節 近年の主な裁判例の概要
第3節 判例法理の整理と若干の考察

第9章 金融取引と利用者保護
はじめに
第1節 法制整備の経緯
第2節 近年の主な裁判例の概要
第3節 説明義務と適合性原則

第10章 ノンバンク市場の改革
はじめに
第1節 貸金業規制法等改正
第2節 ファイナンス・リース取引

事項索引

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