細胞修復制御

田代 聡 教授

【研究キーワード】
放射線被ばく、染色体異常、ゲノム修復機構、細胞核高次構造、生物学的線量評価法

【最近のハイライト】
放射線被ばくなどによるゲノム損傷の相同組換え修復機構の中心的な修復因子であるRAD51の活性制御機構について、細胞核構造構築に関わる様々な因子が関与していることを明らかにした。
(FASEB J. 2015:29(6):2514-25., Genes Cells. 2015:20(9):681-94., Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2014:15;89(4):736-44.)
細胞核構造研究の国際シンポジウム“4D Nucleome 2014”を広島で開催し、本領域の研究を世界的に推進するため”The International Nucleome Consortium”の設立準備を進めている。
(Nucleus. 2015 Mar 6(2):89-92., 細胞工学2016年1月号)

【細胞修復制御研究分野】 

氏  名 職名
田代 聡 Satoshi TASHIRO 教授
孫 継英 Keiei SON 准教授
堀越 保則 Yasunori HORIKOSHI 助教
衣笠 泰葉 Yasuha KINUGASA 助教

 

【教育内容】
 学部の講義では、平和科目、分子生物学の一部を担当している。研究科では、分子細胞生物学、生化学、放射線生物学の一部などを担当している。
 リーディングプログラムでは、放射線生物学などを担当している。

【研究内容】
 私たちは、放射線や薬剤などにより細胞が受けるさまざまな障害、特にゲノム修復のエラーにより染色体転座が形成される分子機構に注目し、細胞修復の制御システムの解明とその臨床応用を目指している。このために、分子細胞生物学的手法、生化学的手法、分子遺伝学的手法を用いて、ゲノム損傷応答におけるさまざまな蛋白質の局在、動態解析や、染色体転座形成の分子機構についての解析を進めるとともに、新しい放射線被ばくの生物学的線量評価法の開発に取り組んでいる。

【写真説明】 DNA損傷を誘導するための紫外線レーザーを搭載した最新の3D-SIM超解像顕微鏡


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