広島大学大学院理学研究科・物理科学専攻の木村昭夫准教授と千葉大学・坂本一之准教授、金沢大学・小田竜樹准教授の研究チームが、半導体表面の面内に寝ていると考えられていた電子スピンが、回転するコマが立ち上がるように突如垂直に屹立することを世界で初めて観測しました。この研究結果は、これまで報告のない新しい量子効果であるのみでなく、この結果を用いることによりスピントロニクスにおいて電子スピンの輸送効率を飛躍的に高めることが出来、デバイスの高速化・多機能化および低エネルギー消費化を実現することが可能となります。
2月28日(土)に千葉大学で記者発表し、3月3日発行の米科学雑誌「Physical Review Letters」オンライン版に掲載されました。
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