広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻の高橋嘉夫教授、大学院生の古川丈真さんらの研究グループは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)放射光科学研究施設フォトンファクトリー及びSPring-8を利用して、有機エアロゾルが大気中で水分を吸収する能力や、それによってもたらされる雲を形成する能力(雲形成能)が、これまでの予想よりも小さいことを示す研究成果を得ました。
本研究の成果は、エアロゾルの地球冷却効果試算の正確さを向上させ、将来にわたる地球温暖化の正確な予測を行うことに大きく貢献すると期待されます。
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この研究成果は、欧州地球科学連合の学術雑誌Atmospheric Chemistry and Physics誌の5月号(オンライン掲載日:2011年5月10日)に掲載されました。
【本研究に関するお問い合わせ先】
広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻
教授 高橋嘉夫
TEL:082-424-7460