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東広島市福富町にあるミコシギクの自生地の環境整備を行いました(地域の元気応援PJ)

地域の元気応援プロジェクト「大学・学校・地域が連携したミコシギクの保全と地域の活性化」のメンバーが、2月1日にミコシギクを守る会、福富中学校の生徒と一緒にミコシギクの自生地の草刈り、木道の試作の検討を行いました。

ミコシギクを守る会の方々を中心に、自生地周辺にある雑草を草刈り機で刈り取ることができました。

草刈り機で刈り取りする様子

中学生はミコシギクの自生地の中にある草を手鎌によって刈り取り、自生地をきれいに整備することができました。

草刈りをする様子

また自生地周辺を歩くために設置する木道の試作の検討を行いました。材料を揃え、今後本格的に木道を制作する予定です。

試作した木道

今後もミコシギクを守る会の方々を中心に、ミコシギクの保全活動に取り組んでいきます。

ミコシギクを守る会の方々

ミコシギクを守る会、福富中学校からのコメント

広島大学など専門家の支援を受けながら、地元の福富小中学校の児童生徒とともに、ミコシギクの保全活動を行っており、花数も回復し成果が出ています。現在は保全に注力し、広く知っていただくことはできておりませんが、将来的には、地域資源として地域活性化に活用できないかと考えています。こうした取り組みを通じて、子どもたちが生物多様性や地球規模の課題について考える手がかりとなり、さらに郷土愛にもつながればと思います。
福富のミコシギクを守る会 会長 泉忠文

今年度は、生徒全員での保全活動に加え、生育状況の調査、生育域外での保全、
保全活動の広報等の活動を分担して行いました。域外での保全活動では、採取した種子をポットに撒き実生で育てることに成功しました。また、現地のミコシギクも地上部が249本と増加するなど、保全活動の成果が表れてきています。先日の草刈り作業への参加も含め、生徒は地域の方と協働し、地域課題であるミコシギクの保全に自分事として取り組み、その成果に有用感を高め、地域への愛着も深めています。今後も、活動を通じて、主体性や協働性を育み、広く社会に目を向け、地域課題の解決等に参画できる人材の育成をめざします。

東広島市立福富小・中学校 校長 中谷成男

お問い合わせ先

総合博物館 准教授 清水 則雄
norios@hiroshima-u.ac.jp
※@は半角に置き換えて送信ください。


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