gradSERU Workshopに参加しました

平成29年11月15日(水)、カリフォルニア大学バークレー校において、各国のSERUコンソーシアム加盟大学等から30名ほどの研究者や担当者が集まり、gradSERU ワークショップが開催されました。

gradSERUとは、研究大学の大学院に所属する学生を対象として実施されている生活実態調査で、平成26年に初めて米国のバージニア大学及びミネソタ大学で、また、翌年にはロシアの国立研究大学高等経済学院も参加して試行されました。

今年はSERU-AAU加盟大学のミネソタ大学、ミシガン州立大学、トロント大学など計5大学が、また、SERUインターナショナルコンソーシアム加盟大学の、ユトレヒト大学及びブレーメン大学がgradSERUを実施しています。来年からの参加が決まっている大学もあり、調査の規模が拡大しています。これら参加大学の増加に伴い、大学院生の経験に関するデータが蓄積されてきています。(gradSERUの詳細については、こちらをご覧ください。)

ワークショップでは、gradSERU開発の中心となっているミネソタ大学Office of Institutional ResearchのDr. Ronald Huesman及びDr. Daniel Jones-WhiteからgradSERUの構成や背景について説明がありました。その後、同大学のDr. Scott Lanyon (Vice Provost & Dean of Graduate Education) から、調査結果をどのようにして大学院教育の改善につなげているのかについて、ミネソタ大学の実例を用いて説明がありました。

また、今年gradSERUを実施したユトレヒト大学のDr. Marijk van der Wendeからは、ユトレヒト大学の調査結果について発表がありました。

ワークショップの後半は、“What do we need to learn about contemporary graduate education?” と題して、参加者が4~5人ごとのグループに分かれ、大学院教育の諸問題、例えば大学院生のProfessional development、Sense of belonging、Students’ research experience などについて、グループ討議及び発表を行いました。各国の状況について活発な意見が交わされ、大学院教育への理解を深めました。

開会の挨拶をするカリフォルニア大学バークレー校高等教育研究センター上級研究員Dr. John Douglass

グループ討議の発表をする本学の渡邉副学長


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