「TA制度を通じて 学生を育てる:フロリダ州立大学の事例を通じて」を開催しました

広島大学では、平成28年度からのTA制度の階層化と資格化の実施に向け、フロリダ州立大学から専門家をお招きし、3月8日(火)に「TA制度を通じて学生を育てる:フロリダ州立大学の事例を通じて」と題してセミナーを開催しました。

本セミナーでは、冒頭に本学の階層的TA制度導入準備WG座長であり、教育学研究科副研究科長の丸山恭司 教授による本学の新TA制度についての紹介があった後、同高等教育研究開発センターの佐藤万知 准教授をファシリテーターとし、参加者からの意見や質疑応答を交えながら、フロリダ州立大学大学院のAssistant Dean であり、TAを育成するProgram For Instructional ExcellenceのDirectorである Lisa Liseno氏が、TAの種類とその業務内容、及びサポートの方法について講義しました。

また、同大学 School of Teacher EducationのElla-Mae Daniel氏による、授業を受け持つTAのために教員が行う事前準備や指導の方法など、実際にTAを教育する立場からのお話もあり、他大学からの参加者も交え、充実したセミナーとなりました。

翌9日は、お二人に本学のTA資格取得研修会の講師として、来年度のTA対象者にTAとしての心構えや学生との接し方について講義を行っていただきました。

このフロリダ州立大学のTA制度を参考に、本学においても新しいTA制度を充実させていくとともに、TAとなった学生の皆さんが自立した教育者として活動できるよう、後押ししていきます。


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