広島大学大学院社会科学研究科法政システム専攻は,平成28年4月,広島大学東千田未来創生センター内に「広島医療社会科学研究センター」を開設しました。超高齢社会を迎え高度化・複雑化する医療問題に対し,法学,政治学,社会学などの社会科学的な分析視角から研究活動を行う拠点を形成することにより,これらの分野における国内外の研究者の研究能力を高め,リサーチ・ユニバーシティの一翼を担います。
また,同センターは研究拠点としての役割を果たすだけにとどまらず,平成29年4月から大学院博士課程「医療アナリストプログラム」を提供し,医療問題を社会科学的に分析・検討できるエキスパートを養成する予定です。本プログラムは,法政システム専攻の既存の3プログラムに新たに加わった4番目のプログラムとなります。修了者は,医療機関等において恒常的に助言・進言を行い,また公的機関に政策提言等を行える医療アナリストとして,医学,薬学,看護学などの発展に寄与することが期待されます。
この度,同センターの開設を記念し,甲斐克則教授(早稲田大学大学院法務研究科長(広島大学名誉教授))をお招きし,「持続可能な医療安全確保に向けた制度構築」についての基調講演,「現代医療と社会科学の役割」をテーマとしたパネルディスカッションを含むシンポジウムを以下のとおり開催します。
どなたでもご参加いただけます。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
「広島医療社会科学研究センター」開設記念シンポジウム
【日時】平成28年6月25日(土)13:00~17:00
【会場】広島大学東千田未来創生センター
※駐車場は有料となっております。ご来場の際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。
【プログラム】
・センター開設の趣旨説明
・基調講演:甲斐克則教授(早稲田大学大学院法務研究科長(広島大学名誉教授))
『持続可能な医療安全確保に向けた制度構築
-広島医療社会科学研究センターに期待される役割-』
・パネルディスカッション
テーマ『現代医療と社会科学の役割』
【参加費】無料