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医療経済研究拠点リーダーの角谷快彦准教授(社会科学研究科)が、著作『介護市場の経済学』の業績を高く評価され、日本公共政策学会 著作賞を受賞しました。
6月17日に開催された授与式において、賞状を授与されました。
賞状を授与される角谷准教授(左)
世界の介護市場では、「高価で高品質」から「安かろう悪かろう」まで幅広い品質のサービスの選択肢が生まれています。
『介護市場の経済学』では、競争市場の中で一定の品質を担保できている日本の介護市場を取り上げて、国際的視野でその政策モデルを検証し、ケア品質の向上と効率性の両立を可能にする社会システムを領域横断的に示して、理想の介護市場モデルを包括的に描き出したものです。
ヒューマン・サービスの適切な供給体制を構築するという視点から、実証的分析に基づいた公共政策的な意図を含んでいる点が学会賞選考委員会において高く評価さました。
日本経済新聞(朝刊)に2017年1月26日から角谷准教授が連載した、「介護市場の競争と品質」(全5回)も『介護市場の経済学』が基になっています。(詳細はこちら)
【角谷准教授 受賞のコメント】
拙著「介護市場の経済学」は、少子高齢化で世界の先頭を行き、各国から注目を集める日本の経験をモデル化し、その教訓を国内外に発信することを意図して書きました。来年には英語版も出版予定です。今後も政策面で役立つ研究を継続し、受賞の恩返しをしたいと思います。
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