教員紹介

白川 俊之

職名准教授

研究分野社会階層論、教育社会学、社会調査法

研究のテーマ
階層研究は、学歴や収入の高さに応じて、人々がいくつかの層に分かれていることに注目します。職業についても、物差しを決めてしまえば、高いか低いかを評定することが可能となります。一般的に高いと見なされている地位は数が限られていて、誰もがそこに到達できるわけではありません。私は人々の進学行動や職業選択が、性別や親の地位などのような、自分で決めたり変えたりすることが難しい要因によって受けている影響を、統計分析を使用して調べています。親が大学を出ていると、そうでない場合と比べて、子が大卒学歴を得る確率は大幅に上がります。大学の学部・学科は、専攻によって男性と女性の比率が著しく異なります。こういった差異を生み出している社会的なメカニズムを明らかにすることが、研究のモチベーションです。

メッセージ
大学でする勉強は、簡単に答えが見つからないことが多いですが、そこが面白さでもあります。まだ、解答が示されていない問題について、皆さんと一緒に検討していきたいと思います。

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