メールマガジン No.45(2011年9月号)

リテラ友の会 メールマガジン No.45(2011年9月号)
2011/9/28 広島大学大学院文学研究科・文学部
    
□□目次□□
1.文学研究科・文学部互助会旅行レポート
2.リテラ「21世紀の人文学」講座2011レポート
3. 文学研究科(文学部)ニュース
4.広報・社会連携委員会より      
------------------------------------------------------------------
【1.文学研究科・文学部互助会旅行レポート 文学部互助会幹事長 有元伸子 】
文学部互助会 夏の旅行 ~倉敷散策と岡山ピオーネ狩りの旅~                     
 去る8月27日(土)、ことのほか厳しい残暑をものともせず、文学部教職員の互助会旅行がありました。今年は倉敷・岡山への日帰りで、貸し切りバスに乗り込んだのは、研究科長以下24名。新婚のK先生は奥様同伴。かわいい保育園児のお子さんも二人参加されて、ジュース組はバス前方、アルコール組は後方に陣取り、和気あいあいと出発!
  
 なお、私など名ばかりの幹事でして、準備や当日の手配、片付けにいたるまで、すべて実際に動いてくださったのは、室長はじめ事務職員の皆さまがたです。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。
  
 さてさて、バスはまず倉敷へ。大原美術館のチケットも配られて、各自で美観地区を散策の後、美術館向かいの老舗旅館・鶴形にて、瀬戸内会席料理の昼食。ままかりの酢漬け(隣の家からまま(ご飯)を借りるくらい美味しいという岡山名産の小魚)をはじめ、美味三昧。真っ赤な顔もちらほらと見える頃、新婚のK先生が奥様とのなれそめをスピーチされ、やんやの拍手でした。同僚のO先生がキューピットだったそうですよ。
 数人のグループは、昨年まで倉敷に住んでおられたG先生のご案内で、地元の老舗食糧品店へ。勧めていただいた森田酒造の「荒走り」を私も求めましたが、帰宅後、家族に大好評でした。
  
 再びバスに乗り、つづいては岡山郊外の観光農園・桃茂実苑(ともみえん)へ。
 マスカットは9月からで、今回はピオーネ狩り。まずは果樹園で、一人一房、お土産用のブドウを自分で切り取って箱に詰め、その後、休憩所にて大粒ピオーネの食べ放題。ブドウばかりそんなに食べられるものでもないよね~、と言いながら、しっかりおかわりして食べに食べたのでした。
  
 系列のお店に立ち寄り、桃のソフトクリームやお土産タイムの後は、一路広島へ。何事もなく無事解散……かと思いきや、帰りの車中でも、幹事のI先生が「もうすぐ婚姻届を出します」宣言をし、最後まで暑くて熱くて幸せな互助会旅行でした。
  
 実は私は文学部に勤めて8年目で、旅行には初参加です。正直なところ、こちらに赴任したとき、いまどき職場で旅行するなんて、と少々驚きました。でも、実際に参加してみると、予想よりずっと楽しかったです。ふだん話せない方ともお話できたり、家族連れでも気兼ねのない雰囲気で、娘と一緒に参加したくなりました。岡山出身なので、数年ぶりに故郷に行けたのも、個人的には嬉しいことでした。
  
 しばらく前の新聞に、「社員旅行 「絶滅危惧種」と思いきや」という記事が出ていました(「朝日新聞be」2011.7.16「サザエさんをさがして」)。1960年代の熱海の旅館で、紡績会社の男女社員700人が浴衣でずらっといならぶ大宴会の写真は圧巻。でもそんな会社の延長のような社員旅行は、若者から嫌われて激減。しかし、近年また見直され、スタイルを変えて増えてきているということです。
  
 文学部互助会も、一昨年までは毎年一泊旅行でした。参加メンバーが年々固定化してきたので、参加しやすくするために、昨年初めて行き先アンケートに日帰りプランも入れたところ、一泊案より票を集めて、初の日帰り旅行になったと聞いています。今年もアンケートの結果、倉敷・岡山への日帰り旅行となりました。
   
 この流れは止まらないかと思いきや、一泊旅行を復活させたいと意気盛んな方々が強烈な存続活動を展開中です。私も旅行中に一泊待望組のお話をうかがい、そんなに楽しいならば日程が合えば体験してみたいという気持ちにもなりました。
 一方で、今年のアンケートの自由記述欄に、職場旅行など時代錯誤であると書いた方もおられましたし、日帰りの方が参加しやすいという声も根強くあります。
  
 存廃を含めて旅行のあり方を見直す時期なのでしょう。とりあえずは一泊と日帰りを1年交代で実施して、様子を見て話し合うことにしてはどうでしょうか?
 皆でお金を出し合う互助会組織なのですから、なるべく多くの構成員が参加し、楽しんで満足できる会であり企画であればよいなあと願っています。
   
-----------------------------------------------------------------
    
【2.リテラ「21世紀の人文学」講座2011レポート】 
  
 2011年9月17日13時30分より、毎年恒例のリテラ「21世紀の人文学」講座2011を開催しました。
 今年度は広島市のリカレント講座と提携し、当日は悪天候であったにもかかわらず、100名近くの受講者にご参加いただきました。
 今年度のテーマは、「司馬遼太郎を読む」で、中山富広教授と河西英通教授に歴史学の立場から司馬文学を読み解いていただきました。司馬文学の魅力や史実との違い、日本、日本人に対する認識などについての両教授のお話の後、会場からの質疑もあり、充実した公開講座になりました。
  
-----------------------------------------------------------------
      
【3. 文学研究科(文学部)ニュース】
  
○第5回広島大学ホームカミングデー文学研究科企画
「世界とふれあい / 語学カフェ」開催のお知らせ
    
 今年の語学カフェは、3人の留学生(中国・ポルトガル・韓国)に協力いただいて、お国で好まれているお菓子やお茶を飲みながら、簡単な日常会話や文化・習慣などをお話いただきます。    
【日時】平成23年11月5日(土曜日) 13時30分から
【場所】文学部1階・B153講義室
  ※どなたでも参加いただけます。もちろん無料です!
    
○広島大学第39回東京イブニングセミナー  
【日時】2011年11月18日(金)18:00~21:00(受付 17:30~)
【場所】東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベンションセンター
【費用】講演会・無料、交流会・ 2,000円(当日支払い)
【主催】広島大学(社会連携推進機構、文学研究科) 
【講演プログラム】
 1.18:00~18:10 講師紹介及び関連部局の紹介
   講師紹介     大前和也 (東京オフィス 所長)
   文学研究科の紹介  山内廣隆 (文学研究科長)
  
 2.18:10~19:50講演・質疑応答  (2階多目的室2)
 (1)哲学散歩-中国問題、テロリズム、核廃絶、地球環境問題を哲学的に考える-山内 廣隆(大学院文学研究科長 応用哲学・古典学講座 教授)
 (2)「信ずる」こと 越智 貢(大学院文学研究科 応用哲学・古典学講座 教授)
  
 3.20:00~21:00 交流会  (4階408号室)   
【申込み・問合せ先】
広島大学東京オフィス 東京都港区芝浦3-3-6
キャンパス・イノベンションセンター409号室
電話:03-5440-9065
FAX:03-5440-9117
E-mail: liaison-office@office.hiroshima-u.ac.jp
  
○「2012 リテラ ウィンターコンサート」
広島大学大学院文学研究科主催
リテラ ウィンターコンサート 2012 WINTER CONCERT

【日時】平成24年2月18日(土)14:00開演(13:30開場)
【会場】広島大学サタケメモリアルホール(広島大学東広島キャンパス内)
【ステージ構成】
  1部=邦楽KAMO
  2・3部=広島交響楽団アンサンブル
  ☆入場無料
   ※広島交響楽団の演奏形態については、まだ決定しておりません。決まり次
  第文学研究科HPにてお知らせいたします。
  
  ------------------------------------------------------------------
  
【4. 広報・社会連携委員会より 衛藤 吉則】
  
 二週間ほどのオーストラリア出張から日本にもどってくると、外を吹く風がずいぶん涼しくなっているのを感じました。「清涼の候」「爽秋の候」という表現が、この時期の手紙の季語にしばしば使われますが、まさに季節がそう移ろったように思いました。
  話は変わりますが、宗教学者の山折哲雄さんは30年くらい前から聴講する学生たちに、「目と耳のどちらかひとつだけ残せるとしたらどちらを残したいですか?」と尋ねているといいます。かれによれば、当初は「耳」のほうが多かったが、現在はだんぜん「目」と答える学生が多いそうです。
 自然のしっぺ返しがいたるところで起こるなか、秋の入り口で、自然に対して、心を込めて「耳を傾ける」こともいいのではないでしょうか? 昼の蝉の声にとってかわるように、夜は虫の音がすずやかに響きはじめました。 
  
////////////////////////////

リテラ友の会・メールマガジン

オーナー:広島大学大学院文学研究科長  山内廣隆
編集長:広報・社会連携委員長  井内太郎
発行:広報・社会連携委員会

広島大学大学院文学研究科・文学部に関するご意見・ご要望、
メールマガジンへのご意見、配信中止・配信先変更についてのご連絡は
下記にお願いいたします。
広島大学大学院文学研究科 情報企画室
電話 (082)424−4395
FAX(082)424−0315
電子メール bunkoho@hiroshima-u.ac.jp

バック・ナンバーはこちらでご覧いただくことができます。

////////////////////////////
  
  

 


up