メールマガジン No.64(2014年11月号)

リテラ友の会 メールマガジン No.64(2014年11月号)
2014/11/26 広島大学大学院文学研究科・文学部
  
□□目次□□
1.文学部長杯ソフトボール大会
2.留学生懇談会ほぼ参加記
3.日本フランス語フランス文学会の秋季全国大会報告
4.第8回広島大学祭ホームカミングデー「文学部で味わう 世界のティータイム」レポート
5.文学研究科(文学部)ニュース
6.広報・社会連携委員会より
    
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【1.文学部長杯ソフトボール大会 欧米文学語学・言語学講座准教授 稲葉治朗】

  ドイツ語学文学分野で教員をしている稲葉です。この度は、去る10月4日(土)に開催された文学部長杯ソフトボール大会についての報告を任されました。私自身は運営には全く関わっておらず、実は一選手として出場していて、全体を見通したコメントはできませんので、私のチームの様子などを中心にご報告させていただこうと思います。

 チーム編成は、原則として研究分野単位ですが、連合も可で教職員の参加も自由とのこと。本大会の告知がなされてから、私の所属する独文では、野球部の経験もある4年生のS君が乗り気になって、学生を集めてチームを作るつもりだが先生も一緒にどうですか、と声を掛けられたのがきっかけでした。私は運動神経は悪い方ですが、体を動かすこと自体は嫌いではなく、彼の誘いに乗りました。ソフトボールは、小学校3-4年生の頃、町内会のチームに入って少しやっていた程度でした。

 私たちのチームは独文と仏文が中心、日文と西洋史からも助っ人を得て計10人(うち女子4人)、私以外はみんな学部4年生でした。学生時代の最後の想い出ということもあってか、キャプテンのS君を中心に我がチームは優勝する気満々。個別の練習以外に、大会の前に3回ほど、近くの鏡山公園で本格的なメニューを組んでみんなで練習もしていたのでした。さらに、学生の前でかっこいいところ見せたいという欲にかられていた私は、近くのバッティングセンターにこっそり通っていました。

 大会開催日、今年のこの時期は台風の影響で天気が心配されていたのですが、当日は絶好の運動会日和でした。我々の通称独仏連合軍(JGSDF)はまずは日本史学分野の「国史血盟団」と第一試合。何と、むこうは勝部学部長が出場するということで、これは手加減せずにコテンパにやっつけてやろう、と私(たち)が決意したのは言うまでもありません。そんな闘志の中、私は第一打席でセンター越え二塁打を放ち、我がチームも幸先良いスタートを切ったのですが、一打席目に凡退だった学部長が次の打席では何と満塁ホームラン、さらに我がチームは今までの猛練習とは裏腹にエラーが頻発で、大所帯の応援団の声援を受けた「国史血盟団」相手に、試合は大接戦、11対10でのギリギリの勝利でした。

 私たちの第二試合の相手は「西洋史レトルトカレーズ」、このチームには私のドイツ語の授業に出てくれている二年生の二人を含めて女子が多く、私たちが観戦していた第一試合ではボロ負けしていたので、自信満々だった私たちは「第二試合では少し手加減してあげた方がいいかな」なんて思っていたのでした。ところが、私たち自身の第一試合での苦戦、およびこの第二試合には、西洋史分野の先生方も出場するということになって、私たちは途端に緊張感を高めたのでした。この試合で私自身は、第三打席に入る際に大会実行委員長の吉中教授から「最後だから三振かホームランかのつもりで思いっきり!」と声援をいただき、レフト越えランニングホームランで有終の美を飾ることが出来ましたが、試合は11対13の惜敗でした。

 我がチーム(そして何よりも私)は絶対に優勝するつもりだったので、悔しくて仕方ありませんでした。トロフィーを堂々と独文研究室に飾り、教職員の年末の忘年会あるいは3月の年度末送別会で誇らしげに語ろうと思っていたところが、その夢は幻に終わりました。それでも試合後は、大学近くの居酒屋でチームメートと打ち上げを行い、みんなで労をねぎらいながらビールを味わいました。翌週月曜の朝、学部長とたまたま出会って、共に最初の言葉が「筋肉痛・・・」だったのは、歳を考えると仕方ないですね。

 研究分野単位の対抗戦だったこの大会では、チームごとにお揃いのグッズを身につけたりなど、豊かな発想に基づいた各分野の特色が垣間見えていました。そして何より、普段は立場的にむしろ相対することもある学生と教職員が、この日は分野ごと一体になって、同じ目標を目指して力を合わせたということが、本大会の最も有意義な点として挙げることが出来ると思います。

 もっとも振り返ってみると、この大会に乗り気だったのは、学生よりもむしろ教員たちであったかもしれません。学部長と二人の学部長補佐、つまり学部首脳部の三人の教授たちが、実際に大会では最も張り切っていたようです。こうした学部の現体制があって初めて、何年も中断されていた文学部ソフトボール大会が久しぶりに復活を果たすことが出来たのでしょう。赴任して8年目になる私がその存在を全く知らなかったので、少なくとも10年くらいは開催されていなかったということになるのでしょうか。学部にとって、つまりは学生にも教職員にとっても充実感の大きいこうした大会が、よりによって今年になって復活というのが、イベント好きの私にとっては、試合結果と共に残念でなりません。

 最後になりますが、年甲斐もなくハッスルし過ぎた先生が一人お怪我をされたらしい、ということ以外は皆無事で、特に学生さんたちには怪我もなく大会を終了することが出来たということは、一選手でありながら教職員であるも私は、試合結果はさておき、よかったことだと考えています。参加してくれた学生諸君、学生を引っ張ってプレーをしてくださった先生方、とりわけ円滑な大会運営を縁の下で支えてくださった職員の方々に対し、改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。来年も素晴らしい大会になることをお祈りしております。

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【2.留学生懇談会ほぼ参加記 総合人間学講座教授 河西英通】 

 10月20日夕刻より文学研究科留学生懇談会に参加した。飲食を楽しみながら、アトラクションやゲームに興じる恒例の催しものである。といっても同日はこの9月に選定されたスーパーグローバルの学内説明会があった。そのため、会場の学士会館には少し遅れて着いた。少しの遅れが致命傷となる。参加者が例年なく多い。それはまことに結構なことなのだが、心配が当たった。案の定、テーブルの上のご馳走はあらかた消えていた。比較的高齢の参加者のテーブルをまわる。残り物を急ぎノンアルコールビールで流しこんだ。

 そんなことはどうでもいい。すごい賑わいだ。知った顔の学生もいれば、初めて見る顔もある。とにかくパワーがすごい。新入留学生の自己紹介がおわる。そうこうしているうちに、アトラクションだ。昨年はわたしのゼミ生二名がピアノ演奏をしてくれたが、今年もまたまたわたしのゼミ生二名がダンスとカラオケで頑張ってくれた。趙文瑩さんはK-popに合わせて踊りまくる。よくまあ体が動くものだ。完全にアンダー・コントロール。朱媛さんは日本のアニメ(ガンダム)ソングを歌いあげた。見事なものだ。大きな拍手がおこった。しばし、二人の娘のパフォーマンスを心配げに見守る父親の心境にひたった。

 そんな感慨などどうでもいい。いよいよ、ビンゴゲーム! 安芸でも備後! これは例年になく当たり(って言うんだろうか?)が早く、そうそうに景品がなくなった。一等賞はインドネシアからの留学生ソフィさん。おめでとう。予感が的中した。

 独文の稲葉治朗さんは今年初めて参加したという。もったいない。こんなに楽しい会は互助会の旅行にも負けないでしょう。未体験の教員のみなさん、ぜひ来年は参加してください。「いや、わたしのところには留学生はいないしぃ」などと言わずに、楽しみましょう。いつかゼミ生がゼロになってもわたしは参加し続けますよ!

 準備をしてくれた職員のみなさん、ご苦労様でした。来年はドクターの新入生にも自己紹介してもらいましょう。いよいよ会場が狭くなってきたかもしれませんね。

※当日参加した留学生を代表して白景皓さん(比較日本文化学専攻)の感想を紹介します。

○博士課程前期 日本文学語学分野 白景皓(はく けいこう)
  懇談会開始前、私は少し不安な気持ちで友達と一緒に会場に着きました。友達を沢山作ろうと思い、着いてすぐに参加者と交流したり、指導教員の先生にも挨拶して心が落ち着きました。

 懇談会が始まると、食事をしながら友達のきれいな舞踊と歌を観賞したり、先輩と話をしました。また、ビンゴゲームで賞品を獲得した人が私たちとお菓子をシェアし、非常に感激しました。留学生として私たちが異なる国から来日し、同じ場所で出会ったのは本当に大切な縁だと思います。

 懇談会は友達や先生と交流できる良いチャンスで、大学生活のスタートとして深い思い出になりました。

また、素晴らしい懇談会を忘れないように、「宴饗大楽」を題目として、
後輩先輩、既に相識して、(後輩先輩既相識、)
歌謡舞踊、更に綺麗なる。(歌謡舞踊更綺麗。)
過去の栄光を全て忘るべき、(過去栄光須全忘、)
君と與に勉学して此の時より。(與君勉学自此時。)
という中国の七言絶句が思い浮かびました。

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【3.日本フランス語フランス文学会の秋季全国大会報告 欧米文学語学・言語学講座教授 宮川朗子】 

  去る10月25、26日に、日本フランス語フランス文学会秋季全国大会が、秋晴れの下、広島大学の主催で開催されました。晴天に恵まれると、会員は学会ではなく、宮島観光に行ってしまうのではないかという危惧もありましたが、初日の「フランス文学研究・翻訳の現在」と題されたタブル・ロンドをはじめ、例年秋に開催される地方の全国大会と比べて倍近いエントリーのあった研究発表やワークショップに、約300人が参加し、盛会となりました。
 
  大会運営の大変さは言うまでもないことですが、とりわけ大会実行委員長の松本陽正先生が苦労されたのが、研究発表の司会者探しでした。というのも、伝統的なフランス文学研究とはずいぶん趣を異にする、科学史からのアプローチや精神分析の方法論をとった発表などが数多くエントリーされており、司会を頼んでも断られることが多かったからでした。領域横断的で専門性の高い発表が増えたことは、研究の進歩と評価できるのですが、この傾向は、全国の大学の仏文科が解体され、ヨーロッパ文化コースのような学科に再編されて行った結果とも考えられるので、その意味では少々寂しく思われました。

  懇親会は、大学向いの西条HAKUWA ホテルで行われ、鏡割りとその後の乾杯に使われた枡をお土産にした企画はとても喜ばれ、西条酒の飲み比べコーナーと広島名物をメインとした料理も大変好評を博しました。

  主催者側にとって思わぬ喜びだったのはワークショップで、「シャンソンにおける反戦・平和主義ー歌を通して見たヒロシマのイマージ」、« Le momentHiroshima mon amour — à l’occasion du centième anniversaire deMarguerite Duras 『ヒロシマ・モナムール』の時 ―マルグリット・デュラス生誕100年の機会に »といった広島を意識したパネルが立ちあげられたことでした。そのおかげで、広島とフランス文学との結びつきが意識できた大会となったように思います。

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【4.第8回広島大学祭ホームカミングデー「文学部で味わう 世界のティータイム」レポート 応用哲学・古典学講座准教授 硲 智樹】

 昨年まで「語学カフェ」という名称で開催されていた文学部のホームカミングデー企画ですが、今年度より「文学部で味わう世界のティータイム」と改名され、先日11月1日(土)に開催されました。これは文学部・文学研究科で学んでいる留学生が母国の文化や生活を紹介するというもので、来場者の方にはそれぞれの国のお茶とお菓子も(無料で!)振る舞われます。
 毎年この企画を楽しみにホームカミングデーに来られる方々もおられるようなのですが、幸か不幸か当日は午後から大雨が降り、それもあってか予想を上回る大盛況ぶり。例年以上のたくさんの方々で会場は埋め尽くされました。

 今年度プレゼンターを務めてくれたのは、キャパー真生パトリシャさん(イギリス)、ハン・カジンさん(中国)、コンティ・サーラさん(イタリア)で、それぞれ工夫を凝らしながら母国の文化や生活について楽しいお話をして下さいました。

 ここで当日の三人のお話を少しだけご紹介したいと思います。
 まずトップバッターはキャパーさん(文学部/英米文学語学・言語学コース)です。
キャパーさんはお父様がイギリス人、お母様が日本人だそうでほぼ毎年イギリスに行っているそうです。キャパーさんには、本場イギリス式の美味しい紅茶の入れ方やイギリス国旗、食べ物、建築など幅広くイギリス文化を紹介していただきました。個人的に印象に残ったのはイギリスの食文化についての話です。一般的にイギリスの食べ物はあまり美味しくないと思われているそうですが、キャパーさんによると、そんなことはなくて本当はとても美味しいとのこと。これは是非イギリスに行って確かめなければ!と思いました。また、ピザ屋として再利用されている古い教会などもあるそうで、これには会場からも驚きの声が上がっていました。来場者のみなさんは、本場イギリスの紅茶とショートブレッド(イギリスのクッキー)とともにキャパーさんのお話に耳を傾けておられました。

 続いてのプレゼンターは中国からハン・カジン(文学研究科/日本・中国文学語学講座)さんです。ハンさんは上海生まれの上海育ちだそうで、上海の地理、歴史、文化について話していただきました。何と言っても驚いたのは上海市がとても大きな都市だということです。2012年で人口が24334万人で、ここ10年間は毎年66万人ずつ増加しているとのこと。近代的な大きなビルが所狭しと立ち並び、またその夜景の華やかさには驚きました。

 ところで、この企画ではプレゼンターは民族衣装を着て自国の紹介をするのですが、ハンさんは人民服でプレゼンしてくれました。人民服といっても一般にイメージされるようなものとは違い、現代的にアレンジされていて、これまでの人民服のイメージが一新されました。ハンさんが着ていた人民服はとても高価なもので、価格は日本でスーツ一着を買えるくらいだそうです。

 最後のプレゼンターはコンティ・サーラさん(文学研究科/英米文学語学・言語学講座)で、イタリア人らしくアズーリ(サッカーイタリア代表)のパーカーを着てイタリアの生活と文化の紹介、そしてエスプレッソの作り方(実演)についてプレゼンしてくれました。そしてプレゼンの際に出されたのはエスプレッソとヌテラ(ペースト状のチョコレート)をたっぷりつけたラスク。エスプレッソにどれくらいミルクを入れるかはその人の好み次第で、イタリア人の方々にはそれぞれこだわりの飲み方があるそうです。またコンティさんによれば、イタリア人はこのヌテラが大好きで、「ヌテラを発明した人は(どんな悪行をしていたとしても)天国に行ったにちがいない」と言われるほどだそう。他にも、イタリアの文化遺産、パスタやジェラートなどの食文化、イタリア人のサッカーに対する「異常なほど」の情熱やロマンチストな気質(イタリアでは結婚式前夜に彼氏がベランダの下で彼女にserenataを贈るとのこと)など、イタリアについてたくさんのことを紹介していただきました。
 
 参加された方々は各プレゼンターの話に、お茶とお菓子を味わいつつ時には感嘆の声を上げながら興味深そうに耳を傾けておられました。
 ところで、プレゼンターの留学生の他にもたくさんの方々がこの企画に携わっています。プレゼンのアシスタントをしてくれた志田音絵さんら文学部の学生、広報・社会連携委員の先生方、支援室及び情報企画室の事務職員の方々です。まさに“縁の下の力持ち”としてこの企画を支えてくれた方々のおかげで、無事「文学部で味わう世界のティータイム」は大成功に終わりました。

 この文学部のホームカミングデー企画は、毎年のリピーターの方がいらっしゃるように、すでに定着しつつあると言えます。しかしながら、文学部・文学研究科の将来を見据えたとき、これをこのまま続けていくだけでよいのかどうか問い直す必要があることも否めません。確かに大学の社会・地域貢献活動や留学生教育の一環としてこの企画が一定の意義を有していることは間違いありませんが、もっと文学部の特徴を前面に押し出した企画であってもよいのではないかという意見も聞かれます。
 文学部・文学研究科のBestimmungとは何か、改めて自らを省みる時期が来ているのかもしれません。

最後に大役を果たした三人の感想を紹介します。
 
☆キャパー真生パトリシャ(文学部/英米文学語学・言語学コース)

 私はイングランド・スコットランド・北アイルランドの紹介をしました。思っていたよりも席がいっぱいになっていたので嬉しかった分、緊張もありました。プレゼンテーションも上手く行き、途中でお出ししたイギリスの伝統的なティータイムの紅茶とビスケットもみなさん喜んでくれて、イギリスの事にもっと興味を持って頂けたかと思いました。又、それぞれの地域の紹介をしていると様々な反応をしてくれたり、クイズを出すと色んな予想をくれたりと見に来てくれている方は温かい方達ばかりで発表もとてもやりやすかったです。プレゼンテーションを準備する段階で私も懐かしい風景や思い出を思い出し、楽しかったですし、発表する側としてより深くイギリス・スコットランド・北アイルランドについて調べて改めて気づいた事もありました。
 世界のティータイムでは他の国の紹介を聴き知識を深めるとともに、自分の国の事も改めて知る事が出来るとても面白く、良い経験でした。

☆樊  可人(文学研究科/日本・中国文学語学講座)

 今回の語学カフェによって上海のことを多くの人に知らせることができて、大変嬉しく思います。イベントが終わった後、20年前に上海に行ったことがある方が私のところに来て、「20年前に一度行ったことがありますが、今では様子もすっかり変わってしまったでしょうね」とおっしゃいました。自分の話をきっかけに、昔の思い出を懐かしそうに話される様子を目の当たりにし、温かい気持ちになりました。
 発表当日、人民服を着てみたところ、まわりから思いがけない反応がありました。先生も含め一般の方々は、人民服に対して時代錯誤なイメージを抱いている印象を受けました。中国とその文化に対するイメージがいまだ画一的であることに対して、中国の若い世代が草の根的な交流を地道に重ねていくことの大切さを痛感しました。
 このような語学カフェで発表させていただく機会を通して、日本の一般の方々との距離が縮まったような気がします。来年以降も語学カフェが異文化交流の場として活用されることを強く望みます。

☆コンティ・サーラ(文学研究科/欧米文学語学・言語学講座)

  イタリアの代表でこのイベントに参加するのは2回目でした。とはいえ、前回の時からはしばらく時間がたっていたので、一から内容を考え直す必要がありました。イタリアは、文化遺産が多く、音楽も有名で、さらに料理も美味しい。話そうと思えば、30分だけでなく、2時間でも3時間でも話ができるほどのネタはありました。実際、当日、用意していた画像が多すぎて、時間内におさめるのに苦労しました。途中、小さいですがハプニングがあり、少し焦った瞬間もありました。しかし、イベント中にお客様にふるまったイタリアのコーヒーの淹れ方を、実際にデモンストレーションしたことが、お客様の興味をぐっと引きつけたようで、ほっとひと安心したのを覚えています。私の発する冗談で「ふっ」と笑いが起きる度、アットホームな雰囲気になっていたので、最後には、リラックスして話ができました。私にとっても良い体験になりました。
 
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【5. 文学研究科(文学部)ニュース】

○リテラ「21世紀の人文学」講座2014を開催します
【テーマ】第一次世界大戦とはいかなる戦争だったのか
【日時】平成26年12月6日(土)13:30~16:40
【場所】広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階 研修室A・B

○日本中国考古学会2014年度大会を開催します
【開催日】2014年12月6日(土)・7日(日)
【会 場】大会・総会 広島大学大学院文学研究科 2階大講義室(「リテラ」、B204講義室)
         ポスターセッション :広島大学大学院文学研究科 2階B253講義室

○内海文化研究施設 第31回 季例会 ・公開講演会を開催します
【日時】 平成26年12月8日(月)13:30~15:30
【場所】 文学研究科 大会議室
【講師】 広島大学大学院 総合科学研究科 教授 海堀正博 氏
【タイトル】 砂防学の観点から見た宮島

○NHK教育 高校講座地理「ここに注目!インド」に友澤教授が出演します
12月12日(金)放送のNHK教育 高校講座地理「ここに注目!インド」に友澤教授が出演します。
詳細は下記のとおりとなりますので、皆様どうぞご覧ください。
【日時】平成26年12月12日(金)14:40〜15:00
【放送局】NHK教育
【番組名】高校講座地理「ここに注目!インド」

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【6.広報・社会連携委員会より 陳 翀】

 十二日の朝、窓のそとはまた真っ暗ですが、ががらの厳しい寒さに襲われて早くも目が覚めてしまいました。布団の中に身を潜めてぼうっとしていたところ、珍しく携帯がプルプルと鳴り始めました。中国の某大手新聞社に勤めている親友から掛かってきた国際電話でした。「知ってますよね、健さんが天国に逝ってしまった。今度鎌倉と福岡に行くので、案内してください。健さんの霊前に花をお供えしたい」と、夜勤明けの親友の哀しげな声で、私の眠気が一気に吹き飛びました。
 考えてみると、我々は、どちらかと言えば日本の映画やドラマによって育ってきた世代です。「君よ憤怒の河を渉れ」「幸福の黄色いハンカチ」などが中国に上映された際には、中国の若い女性たちの結婚観を変えてしまうほどの人気ぶりでした。中国における高倉健の影響力は、実に想像を絶するものです。「往く道は精進して、忍びて終わり悔いなし」と、健さんのご冥福を、謹んでお祈りします。
 さて、メルマガ64号をお届けします。河西先生、稲葉先生、硲先生から、本学部の行事である「留学懇談会」、「文学部長ソフトボール大会」及び「文学部で味わう世界のティータイム」に関する記事を頂きました。また、宮川先生から、本学で開催した「日本フランス語フランス文学会の秋季全国大会」に関する記事をお寄せいただきました。ぜひ、ご味読下さい。

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リテラ友の会・メールマガジン

オーナー:広島大学大学院文学研究科長 勝部 眞人
編集長:広報・社会連携委員長 吉中 孝志
発行:広報・社会連携委員会

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