メールマガジン No.112(2022年11月号)
リテラ友の会 メールマガジン No.112(2022年11月号) 2022/11
□□目次□□
1.ホームカミングデー文学部企画「文学部で味わう世界のティータイム」レポート
2.第34回初心者のための九州フランス語コンクール、第4回全日本学生フランス語プレゼンテーション大会 受賞報告
3.文学部ニュース
4.広報委員会より
1.ホームカミングデー文学部企画「文学部で味わう世界のティータイム」レポート
11月5日,第16回広島大学ホームカミングデーが東広島キャンパスで開催されました。
恒例となっている文学部主催「文学部で味わう世界のティータイム」も,昨年度に引き続きマスクの着用など新型コロナウイルス感染防止対策を講じて14時30分から行われました。
今年の発表を担当する留学生は中国(山東省),中国(河南省),インドネシア出身の3人です。
トップバッターの郭 天一(カク テンイチ)さんは山東省済寧市のご出身で,発展していく済寧市の姿を,お父様が撮影したお写真を通して紹介されました。お父様は写真に携わる活動をされているそうで,インタビューを受けた際の画像もご紹介いただきました。
次に発表された楊 春雨(ヨウ シュンウ)さんは河南省のご出身で,中国の最重要博物館の一つである河南博物院をはじめとして,有名な観光地やおいしそうな食事など河南省の魅力をたっぷりとご紹介くださいました。
最後にインドネシアご出身のズルフィカル ラーマンさんは,文化,学校教育,食事,民族衣装などをクイズを交えながら楽しくご紹介いただき,20分とは思えないほどの大満足のボリューム感でした。
後半の学生ロビーでのティータイムは今年も「お菓子持ち帰り」でしたが,3人の留学生の周りには来場者が集まり,楽しく話す様子が見られました。ご来場いただいた皆様,本当にありがとうございました。
最後に発表していただいた留学生3人の感想を紹介します。皆さん,素敵な発表をありがとうございました。
○郭 天一(カク テンイチ)
大学院人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人文学プログラム 比較日本文化学
皆様、人文学プログラム留学生の郭天一と申します。今年は良い機会に恵まれ、ホームカーミングデーの発表を担当させていただきました。
さて、この短い文章を書く前に、ひとつの質問をしたいと思います。ホームカーミングデーを、非日常的で特殊なものだと思っていますか。
この問題を考える手がかりとして、教室でのプレゼンテーションを見ると、それは主に論理性を追う能力が必要とされた場面だと理解されるでしょうが、ホームカーミングデーにおいてそれを可能にするのは、パフォーマティブな力、それにまたインターディシプリナリーでもあります。
個人的なことで恐縮ですが、私は煎饼果子(ジィェンビングゥオズ)と宫保鸡丁(ゴンバオチーディン)を面白く思います。私の浅い理解ですと、前者は菜煎饼と同じ食べ物ではないかと思います。
そして、新時代(ニュー・エイジ)を、父親に撮ってもらった「発展を遂げる済寧市の写真」という存在と、息子である私を通して再構築しました。今まで故郷からすっかり切り離されている、という危機の思いがあったのですが、私にとって自然と人文に恵まれた済寧市の故郷に回帰するということを胸で感じさせられました。
今後もホームカーミングデーに参加したいと思います。ありがとうございました。
郭 天一(カク テンイチ)さんの発表の様子
○楊 春雨(ヨウ シュンウ)
大学院人間社会科学研究科博士課程後期人文社会科学専攻人文学プログラム 中国文学語学
この度は、広島大学ホームカミングデー「文学部で味わう世界のティータイム」にて、日本の方々に私の故郷である河南省を紹介する貴重な機会を頂いて幸甚です。また、お忙しい中、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
今回の発表では、中原文化の発祥の地である河南省の、食文化や観光地にまつわる様々な文物の紹介などをさせて頂きました。ご来場の皆様が河南省の文化をよくご存知だったのが私には驚きで、交流している時には、日本にいるのに故郷に帰ってきているような感じがしました。それから、発表の途中に皆様から盛大な拍手を受けて、自信が倍増したような気分になったのも印象的でした。
発表が終わった後には一時間ほど話し合いの時間があり、展示されていたお土産や観光地の写真に関する皆様のご質問に対して回答をさせて頂きました。加えて、異国の文化に対してどのように認識していたか、或いは他国の文化を理解した上で自国の文化は如何なるか、など色々とお話し頂き、皆様の想像以上の熱意に感動しました。
今回の活動を通して、コロナ禍の今、中国へ旅行に行けない方々に故郷の河南省を紹介できたことは、とても意味のあることだと思います。当日私を手助けして頂いた末永先生と事務の方には改めて感謝の気持ちを伝えたいです。心に残る素晴らしい体験だったので、もし今後チャンスがあれば、再び参加させて頂きたいと思っています。
楊 春雨(ヨウ シュンウ)さんの発表の様子
○ズルフィカル ラーマン
大学院人間社会科学研究科博士課程後期人文社会科学専攻人文学プログラム 比較日本文化学
「文学部で味わう世界のティータイム」でインドネシアの紹介を発表させていただき、大変貴重な時間をいただきました。
B104での発表と学生ロビーでのトーキングセッションの際には、お客さん、先生方、友達の熱心な姿を見ることができ、心から嬉しく思いました。
以前は日本の小・中・高校等にインドネシアの文化を発表しましたが、今回の発表ではどのようなテーマを紹介するか迷っていました。いろいろ考えた結果、 この度は「インドネシアの多様性」というテーマを選び、インドネシアの西から東までの一部についてのみ発表することにしました。発表中のクイズに積極的に答えていただき、インドネシアについて既にいろいろご存知の お客さんもいらっしゃって発表は無事に終了しました。
学生ロビーでのトーキングセッションも非常に盛り上がりました。ブースには何枚かのバティックと織物の生地を敷き、パネルにはインドネシアの国旗と諸地域の文化のポスターを貼りました。お客さんには生地を触ったり、帽子をかぶったりしてもらい,インドネシアの文化を体験していただきました。また,たくさんの質問もいただいて、みなさん大変喜んでくださいました。短い間でしたが、お客さんには非常にインドネシアに興味を持っていただきました。
今後またこのような機会があったらもっと面白いテーマで発表していきたいと思います。本当にありがとうございました。
ズルフィカル ラーマンさんの発表の様子
歓談の様子(プライバシー保護のため一部画像を加工しております)
2.第34回初心者のための九州フランス語コンクール、第4回全日本学生フランス語プレゼンテーション大会 受賞報告
例年、本学の学生が出場している二つのフランス語による弁論大会「初心者のための九州フランス語コンクール」と「全日本学生フランス語プレゼンテーション大会」において、今年度は、とりわけ文学部の学生の活躍が目立ちました。その成果は、すでに本学のホームページでもお知らせしましたが、ここで、受賞者の喜びの声をお伝えいたします。
なお,それぞれの大会の様子や詳細は以下からご覧いただけます。
・第34回初心者のための九州フランス語コンクールについてはこちら
・第4回全日本学生フランス語プレゼンテーション大会についてはこちら
第34回初心者のための九州フランス語コンクール 優勝 大西美優(2年)
今回の大会を通じて、発音や会話表現、身振り手振りなど、より実践的なコミュニケーションスキルを身につけることができたと思います。これからも楽しみながらフランス語の勉強を続けていきたいです。
第34回初心者のための九州フランス語コンクール 3位 中﨑明星(2年)
多くの方にご指導・助言を頂き、互いにモチベーションを高め合って勉強できる仲間に出会えて、今回このような賞を頂けたことをとても幸福に思います。これからもフランス語を話す経験を積み、自分の力を高めていきたいです。
第4回全日本フランス語プレゼンテーション大会 2位 南谷真哉(4年)
正直なところ、今回賞を取るのは難しいだろうと思っていたので、非常に嬉しく思っています。大会のために指導をしてくださった先生方を始め、お力添えいただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
第34回初心者のための九州フランス語コンクール 優勝 大西さん
第34回初心者のための九州フランス語コンクール 3位 中﨑さん
京都外国語大学外国語学部フランス語学科長 中山智子教授(本学出身)より記念品の贈呈を受ける南谷さん
3.文学部ニュース
○広島大学公開講座2022(後期)を開催します。※申し込みは終了いたしました
【講座名】謎解き文献学 原文と解説で読み解く文献資料の愉しみ
【 日 時 】12月3日、17日、24日いずれも土曜日 13:00〜16:10(24日のみ14:40~16:10)
【 会 場 】サテライトキャンパスひろしま (広島県民文化センター5F)
【 定 員 】100名
【 対 象 】どなたでも
【 受講料 】無料
※ 詳細は広島大学公開講座HPをご覧ください。
○リテラ「21世紀の人文学」講座2022を開催します。※申し込みは終了いたしました
【テーマ】情報技術とコミュニケーション
【 日 時 】2022年12月3日(土)13:30~16:40(1日 2講座)
【 会 場 】合人社ウェンディひと・まちプラザ(まちづくり市民交流プラザ)
北棟 5階 研修室A・B(広島市中区袋町6番36号)
※ 詳細は文学部HPをご覧ください。
4.広報委員会より【広報委員会委員 古川 昌文】
メールマガジン112号をお届けします。
ホームカミングデー恒例となった文学部企画「文学部で味わう世界のティータイム」を今年も行うことができました。3名の留学生によるプレゼンも、後半のティータイムも楽しく盛り上がった様子。私は今回参加できませんでしたが、過去には何度か参加していて、そのたびに留学生たちの旺盛なサービス精神に感心し、いろいろと学ばせてもらいました。この有意義な国際交流企画が今後も続きますように。
また、フランス語の二つの弁論大会で本学の学生が大活躍。文学部の学生3名の「喜びの声」を掲載しました。それにしても3名も上位入賞って、すごくないですか?
今年も残り少なくなりました。気忙しい毎日かと思いますが、皆さまどうかお身体にはお気をつけて。
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オーナー:広島大学文学部長 友澤和夫
編集長:広報委員長 末永高康
発行:広報委員会
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