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内海文化研究施設所蔵 「厳島研究資料ア・ラ・カルト」展示替えしました

内海文化研究施

明治中期の厳島名所図画

  今回展示したのは、明治28年(1895年)発行の『厳島名所図画』(9枚セット)です。
厳島神社を中心とした鳥瞰図の他に、管弦祭の図、千畳閣・五重塔、紅葉谷、南側の海岸、そして厳島八景、七浦の景色が鮮やな色刷りで描かれています。一枚物の彩色鳥瞰図は数多くありますが、人物はあまり描かれていません。しかし、今回取り上げた『厳島名所図画』には、 四季折々の厳島の風景と、それを楽しむ観光客の姿が見られます。現代と変わらず厳島が観光客に愛されている様子がわかるとともに、和装と洋装が入り交じった当時の人々の服装を知ることができます。ぜひ、観光客の服装に着目してみてください。また、朱色でない大鳥居など、建物や施設にも現代と違うところが多々見られます。

   明治中期の厳島に思いをはせながら、文学研究科ロビーにお立ち寄り頂き、じっくりとご覧ください。


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