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「2017年活断層フォトコンテスト」で文学研究科 後藤秀昭准教授が最優秀賞を受賞されました

   活断層に関する科学教育、防災教育、地域振興などに資することを目的として実施された「2017年活断層フォトコンテスト」において、科学研究費補助金で実施した変動地形調査の際に撮影した写真(「傾動する海成段丘(古宇利島)」)が、最も優れた作品に授与される最優秀賞に選ばれました。

 

「2017年活断層フォトコンテスト」

【受賞写真の解説】
傾動する海成段丘(古宇利島)

 古宇利島は写真手前の円形をした島で、沖縄本島中部の本部半島の沖にある。写真には、古宇利島と橋でつながる屋我地島、その奥の羽地内海を挟んで沖縄本島と本部半島の付け根が写っている。古宇利島の周りの海は、サンゴ礁と、その砕石物によって美しい色をなす。
 古宇利島は海成段丘に覆われており、3面に分けられる。取り巻いて認められる中位の段丘の旧汀線高度は、北側では50m程度であるのに対し、南側では30m程度で南に傾動している。上位の地形面も南へ傾動しており、下位の段丘面は北側にしか分布しない。
累積的な傾動が認められる。
 一方、その奥の屋我地島には、古宇利島の上位の面に対比される平坦面が広がっており、古宇利島の直径約2kmの範囲でのみ、傾動が認められる。
 与論空港発、那覇空港行きのプロペラ機(2017715RC816便の最後尾左窓側)から撮影した。


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