広島大学人文社会科学系支援室(文学)
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11月30日、第6回全日本フランス語プレゼンテーション大会(主催:京都外国語大学フランス語学科)で、文学部の大西美優さん(欧米文学語学・言語学コース)が優勝しました。もう1人の出場者である文学部の藤岡青智さん(欧米文学語学・言語学コース)も日仏文化協会賞(5位)に入賞しました。
大西さんは、「雄弁な沈黙 (Silences expressifs)」のタイトルで、小学生の頃に聞いた被爆者の話がなぜ今でも印象に残り続けているのかという疑問から出発し、現在行っているビブリオバトルのクラブ活動を通して、話の途中で言葉に詰まってしまうことやため息などの言語化されない表現こそが話者の思いを表現するのだという理解に到り、沈黙の雄弁さを説きました。
藤岡さんは、「”無駄“に捧げる賛辞 (Éloge de l’inutile)」のタイトルで、無駄と見做されがちな文学や芸術は、洞察力をつけるために役立つことを説きました。質疑応答では、スライドにあったエッフェル塔の画像と弁論との関係を尋ねられ、建設当時無駄と考えた人も多かったエッフェル塔が、いまではパリの象徴になっていると答え、大いに会場を沸かせました。
優勝した大西さんには、副賞として、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本より、日本-フランス往復渡航費用、アンジェカトリック大学より、フランス語講座受講資格、京都外国語大学総長より、Amazonギフト券3万円が贈られました。
5位の藤岡さんには、日仏文化協会より、フランス語講座受講資格とフランス語テキスト、京都外国語大学総長より、Amazonギフト1万円分が贈られました。
大西さんの優勝により、本学は、この大会2連覇となりました。
尚、大西さんは、広島大学のトライリンガル養成特定プログラムに登録しています。
優勝した大西さん
5位入賞の藤岡さん