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【人文学プログラム】田中絢野さんが小林一茶198回忌全国俳句大会で受賞しました

 

 2024年11月19日、大学院人間社会科学研究科人文学プログラムの田中絢野さん(日本文学語学分野)の俳句が小林一茶198回忌全国俳句大会で特選を受賞しました。

 本大会は、江戸時代の俳人小林一茶(1763-1827年)の命日にあたる11月19日に毎年開催されており、今回も全国各地から一般部門、高校生・大学生部門、一茶の里投句箱を含め、計4,739句が寄せられました。

指導教員の久保田教授と田中さん

指導教員の久保田教授と田中さん

 受賞した田中さんは、「俳諧研究を進める中で、俳句で特選をいただくことができ、嬉しく思います。自分の血を抜き取る採血と、メロンを食べるという生命を取り込む行為を合わせ、痕の疼く体を柔らかなメロンの実で満たすような句を詠みました。」と受賞の喜びと受賞した俳句について語りました。

<受賞した俳句>
 採血の痕疼きつつメロン食む

<評>
 検査で採決した腕の疼きはあまり快いものではないが、それに対して甘いメロンを対比的に取り合わせた。痛いことも痛いが、甘いことも甘い。同時並行する感覚が、生の実感を強める。
(『小林一茶198回忌全国俳句大会作品集』より引用)

【お問い合わせ先】

広島大学人文社会科学系支援室(文学)
E-mail:bun-soumu*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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