30名を超える本学院生が『大学教員養成講座(基礎)』に参加しました!

 『大学教員養成講座(基礎)』(以下「本講義」)が、9月20日、22日、26日、27日の4日間にわたり行われました。本講義は櫻井勇介准教授をはじめ、丸山恭司教授、宮本勇一助教、隅谷孝洋教授、山田俊弘教授に加え、講義の一環となるマイクロティーチングで複数の教員により、実施されました。受講生は全研究科にわたり、36名でした。講義内容は、カリキュラム論、学習論、授業評価、指導案作り・授業設計、オンライン教育と著作権、マイクロテーチィング、ベストティーチャー講演、大学教員と大学教育、学生中心の大学教育等、幅広いトピックが取り扱われました。

 受講生は、グループディスカッションで積極的に発言し、その議論の中では多くの興味深い話題・内容や様々な視点が挙がりました。講義の成果を反映させる最終課題では、受講生は本講義を通して得られた知見をもとに、自らの教育観を明らかにして授業設計に反映させることが求められました。また、受講生は自らの教育学習活動を分析対象として検討し、事後課題で事前課題の修正・改善をすることを通して、学習や改善のサイクルを構築することを学ぶことができました。

 本講義を受講した山内滉生さん(大学院人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻)は、「大学の教育について集中的に知ることができたことはよかった。一方で、マイクロティーチング実施後に他の受講生と意見交換ができれば、もっと良かったと思う。」と語りました。
 本講義を通して、大学教員を目指している学生は、大学教員に対する理解を深めることができたと思います。今後、改善すべき点として、教員間の目的意識の共有、実施体制の効率化、現役TFの活用など、さらに充実させていく必要があると感じています。

Teaching Fellow 王 元貞(人間社会科学研究科博士課程後期教育科学専攻)

 

【問い合わせ先/Contact】
教育学習支援センター/Center for Academic Practice and Resources
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