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教育学習支援センターでは、7月10日(木)に東広島キャンパスの学生プラザ1Fにて、2025年度第2回TAセミナーを開催しました。今回のテーマは「“伝わる”とはどういうことか―教育現場におけるコミュニケーションの工夫―」で、教育の現場において「伝える」だけではなく「伝わる」ことの重要性について考えることを目的としています。当日は、学部生4名(文学部、工学部、情報科学部)、大学院生7名(人間社会科学研究科、先進理工系科学研究科、統合生命科学研究科等)合計11名の参加がありました。
セミナー冒頭では、教育学習支援センターの学生スタッフが「伝える」と「伝わる」の違いについての講演を行い、その後は2つのワークショップを通じて、実際の教育場面での「伝わらない」事例やその対応策について、参加者同士で活発な意見交換が行われました。ワークショップ1では、「伝わらなかった経験」やその理由を振り返り、文化の違いや、抽象的・専門的すぎる説明や、受け手の反応を見ていない一方通行の伝え方など、多くのキーワードが共有されました。続くワークショップ2では、実際に伝わらなかったときにどう対応すべきかについて、事前に出たキーワードをヒントに、具体的な改善策を考えるグループディスカッションを行いました。
事後アンケートでは、「伝えるためにどうしたらいいかが分かった」、「普段接することのない人たちと意見交換できて有意義だった」など感想が寄せられました。また、「授業中に日本語が話せない学生とのコミュニケーションをもっとスムーズに行いたいので、日英翻訳に役立つフレーズも学びたい」「より多様な意見を聞くために、途中で席替えがあってもよかった」といった改善点の提案もあり、今後の運営に活かしていきたいと考えています。
次回のTAセミナーは秋に開催予定です。詳細が決まり次第、HPやもみじにてお知らせします。教育学習支援センター学生スタッフ一同、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
教育学習支援センター学生スタッフ:鄭 伊然
統合生命科学研究科


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