5/27朝会 ルールとマナー

 今日はルールとマナーのお話しをします。先日の運動会で、みなさんはルールとマナーを守っていました。徒競走のスタートのとき、いったん動作を止めるというルール、隣の相手と腕が当たらないように走るというマナー。
 ルールとマナーはどう違いますか?
 ルールははっきりしています。守らなければ、罰則があります。マナーは、はっきりしない。決めてしまうと困ることがある。一生懸命走っていて腕が当たってしまうことはあるからね。
 電車やバスに乗るときはどうでしょうか。ルールはどうでしょう?お金を払う。線路に入らない。危険なものを持ち込まない。中で走らない。安全を守ったり、誰かが一方的に損をしたり徳をしたりしないようにするのがルールですね。
 では、しゃべらないというのは?マナーですね。全くしゃべったらいけないの?大きな声でしゃべってはいけない。なぜかな?公の場だからかな?
 では野球の応援のときはどうでしょう。ピッチャーが投げようとしているときは?応援してもいいですね。では、テニスのサーブを打とうとしているときは?静かにしないと、いけませんね。
 なぜでしょう。難しいですね。ルールははっきりしています。そして、守らないと罰がある。でもマナーははっきりとしていません。だから、自分で考えることが大事です。なぜ野球の応援で騒いでもいいのに、テニスはダメなのか、理由ははっきりとわからない。
 でも理由がはっきりわからないからといって、大声を出していいかというとそうではありません。理由ははっきりとわからないけど、声を出していいときといけないときがあります。大事なのは、感じることです。今は、声を出してはまずいな、今は出していい、今はこれくらいの声でなら話していい、これ以上だとだめというように感じる心が大事なのです。
 そういうよく考えて感じる心を感性と言います。みなさんの感性を磨いてください。もちろんダメなものにはダメと言える行動力も大事です。
 路面電車は今から百年前に出来ました。附小の子どもたちは百年前から電車に乗っています。そのころの附小の子どもはマナーが守れたのかな?
 お互いに感性を磨いて、より安全に、よりよく電車やバスに乗ってください。マナーも自主、協同、探究です。

 


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