12/2朝会 冬の早朝について

 おはようございます。
 先週の合唱祭、とっても良かったです。はじめて参加しましたが、とっても感動しました。みんなが伝えようとしたものが伝わって来ました。
 さて、今日はなんでもない話をします。冬の朝の話です。みなさんは何時に家を出ますか?1ヶ月前の朝と今日の朝は同じでしたか?では、1週間前の朝と今日の朝は同じでしたか?
 校長先生は朝6時20分に家を出ます。1ヶ月前に家を出るときに驚きました。真っ暗だったからです。先週もそうでした。でも今日はまた違いました。先週は駅まで歩いてホームに着くと明るくなっていたのが、今朝は電車に乗るまで真っ暗でした。このことは多分100年前も1000年前も、1万年前も変わらないね。朝早く起きる人にとっては当たり前のことです。
 ところが、このことが大発見になるということがあります。200年ほど前のヨーロッパの画家たちが、時間や光の変化による物や景色の微妙な変化を絵に描きはじめたのです。これが世界の見方として世の中に強い影響を与え、一つの時代を作りました。印象派といいます。有名なゴッホやルノワールやモネもこの流れの中にあります。それまではね、風景画と言っても、家の中で書いていた。景色の描き方が決まっていたんですね。
 よく見たり、聞いたりしているつもりでも見えないことがあります。聞こえないことがあります。知っているつもりでも、一面しか知らないことがある。いろいろな見方・考え方を普段の生活、教科の授業の中で身につけていく必要がありますね。
 今日は、なんでもない冬のお話しでした。今日の校長先生のお話しはここまでです。


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