東京大学工学部計数工学科を卒業後,同大学大学院工学系研究科にて博士課程を修了(工学博士)。1975年より国立公害研究所(現・国立環境研究所)にて環境計測・リモートセンシングの研究に従事し,総合解析部総合評価研究室長,地球環境研究センター総括研究管理官などを歴任。その後,東京大学生産技術研究所教授や国立環境研究所理事,千葉大学環境リモートセンシング研究センター長などを務める。JAXA地球観測研究センター技術参与,JST研究開発戦略センターフェローなどを兼任し,日本リモートセンシング学会会長,横断型基幹科学技術研究団体連合会長などを歴任。専門は宇宙からの環境リモートセンシング。現在も研究支援や国際連携を通じ,科学技術の社会実装に貢献している。
開催趣旨
広島大学と呉市は,JST COI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)「海洋リモートセンシング技術を核とした海洋文化都市共創拠点」(2024年度~)を開始しました。これは,呉市が長年培ってきた海洋の知識と技術に,広島大学の最先端の海洋リモートセンシング技術を掛け合わせ,持続可能な地域づくりを進める取り組みです。
こうした共創の場では,「どんな未来を描きたいか」というビジョンが重要です。私たちはこの一年,呉市をはじめ多くのみなさんと意見を交わしながら,海洋文化都市としての新たな未来像を描くことに取り組んできました。
こうした挑戦は,全国各地で始まっています。人口減少や財政制約といった現実を前に,科学技術が地域にもたらす価値が改めて問われています。「地域の課題に技術はどう応えるのか」「研究と地域のあいだに,もっと新しいつながり方はないのか」。そんな問いから出発し,地域とともに進む技術のあり方を探ることが,今求められています。
第2回シンポジウムでは,“海の技術”が地域社会にもたらす新しい可能性を,研究者,地域の方々,行政・企業の関係者とともに共有し,次のステップを考える場としたいと思います。
主催
共催
開催概要
- 日 時:2025年7月26日(土) 13:30 - 17:30 (13:00開場)
- 場 所:広島コンベンションホール (広島駅直結)
- 参加方法:現地参加、オンライン参加 (要事前登録)
- 言 語:日本語
- 対 象:どなたでも

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基調講演
安岡 善文
東京大学名誉教授

プログラム
- 開会挨拶
- 津賀 一弘 (広島大学 理事・副学長(社会連携・基金・校友会担当))
- 来賓挨拶
- 呉市長 新原 芳明
- プログラム紹介「海洋リモートセンシング技術を核とした海洋文化都市共創拠点」
- 作野 裕司 広島大学・教授/プロジェクトリーダー
基調講演
- 『リモートセンシング技術と社会の共創をどう実現するか?』
- 安岡 善文
東京大学名誉教授
- 安岡 善文
パネルディスカッション「海洋リモートセンシングをまちの力に ― 地域とともに進める科学技術」
- モデレーター
- 福岡 浩二 (コースタルリンク株式会社)
- パネリスト
- 梅田 泰生 (広島県商工労働局長)
- 山路 惠司 (株式会社豊國)
- 安岡 善文 (東京大学名誉教授)
- 作野 裕司 (広島大学教授・プロジェクトリーダー)
- 閉会挨拶
- 作野 裕司 (広島大学・教授/プロジェクトリーダー)
お問い合わせ先
広島大学海洋文化都市共創拠点事務局
E-Mail: contact [@] ors-center.hiroshima-u.ac.jp
(注:[@]は半角@に置き換えてください)