2023年度広島大学・国土交通省中国地方整備局との意見交換会を開催しました

広島大学は2023年12月25日、東広島キャンパスにおいて国土交通省中国地方整備局との意見交換会を開催し、中国地方整備局から中﨑局長ほか17人、広島大学から越智学長ほか10人が出席しました。

本意見交換会は、2006年1月に締結された「包括的連携・協力に関する協定書」及び2018年7月豪雨災害を受けて2019年1月10日に締結された「防災・減災対策に関する覚書」に基づき開催したもので、本学が取り組んでいる研究プロジェクトや受託研究の現時点での成果報告などを行い、今後の研究課題、方針などについて意見を交わしました。

開会にあたり、越智学長は、地球温暖化によってもたらされる災害激甚化について、2021年1月に「カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0宣言」を行い、その後、キャンパスをフィールドとしたカーボンニュートラルの実証実験などに取り組んでいることを紹介し、これまで以上に国や自治体の施策、地域社会の防災対応力の向上に資するよう連携を深めていきたいと述べました。

挨拶する越智学長(左)

中﨑中国地方整備局長からは、中国地方整備局の重点課題として、防災・減災、インフラメンテナンス、DX推進の3つがあり、大学に集積している人材、知識、技術に期待しているとの挨拶がありました。

中﨑中国地方整備局長のご挨拶(右)

意見交換会では、防災・減災に関して、地下水位変動が土石流発生に与える影響の調査など2件の研究紹介があり、それに加えて、建設DX、コンクリート構造物の長寿化、港湾工事の効率化に貢献する新素材の試験などの研究報告を行いました。

それぞれの研究報告に対して、大学と行政の双方から熱心に意見が交わされ、充実した意見交換会となりました。

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
hrrc*hiroshima-u.ac.jp  (*は半角@に置き換えてください)
 


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