廿日市市宮島の地域性種苗を活用した緑化工事業へ宮島自然植物実験所が協力しました

広島県廿日市市宮島の一般廃棄物処理場の嵩上げ工事の際の緑化工について、宮島自然植物実験所が協力しました。宮島の貴重な自然を守るため、広島県の策定した保存管理計画に基づき、地域性種苗を利用した植栽を2021年5月11日に実施しました。今回利用した苗は、許可を得て宮島島内で採集されたタネに由来するものです。宮島自然植物実験所の指導のもと、廿日市市立宮島小中学校(宮島学園)の児童・生徒がタネから育てた苗を利用しました。これは地域の生物多様性の保全と防災・減災の観点から宮島自然植物実験所を中心に2014年から進めている事業であるとともに、宮島学園でのESDカリキュラムの一部として取り入れられています。また、SDGsを推進する広島大学の方針に合致するものです。

植栽に用いた地域性種苗

植えつけ後の様子


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