【新聞掲載】生物資源科学プログラムの杉野利久教授の研究について紹介されました

杉野利久教授(生物資源科学プログラム)は、担い手不足が深刻な酪農現場の課題解決をテーマとする研究を行っています。

乳量は、牛が光を受ける時間数に左右されるため、冬季の日が短い地域の酪農家は、牛舎の光をコントロールしています。その光源には、電気使用量が少なくて長寿命などの理由からLEDライトが主に使われていますが、杉野教授はこのLEDライトに含まれるブルーライトの影響について着目し、牛が感じるストレスの影響について研究しています。牛がストレスを感じた際に分泌されるホルモンの濃度を様々な条件下で調べ、ブルーライトが牛に影響を与えていることを明らかにしました。さらに、妊娠前後や出産時など、さまざまなケースで調査を続けています。「現場をどう改善できるか。これからも考え続けていきたい」と杉野教授はコメントしています。

この内容については、2022年2月28日の中国新聞に掲載されました。


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