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【研究成果】統合生命科学研究科(数理生命科学プログラム)山下特任助教の研究成果が学会誌「ながれ」の表紙に選ばれました

広島大学大学院統合生命科学研究科の山下博士特任助教は、同研究科の飯間信教授らと共同でミドリムシの光応答と周囲流体の不安定性により起こる巨視的な流れ構造(ミドリムシ生物対流)の発生制御装置を構築しました。この装置により一様な環境でもミドリムシ集団が運動が自発的に不思議な構造をもつ局在対流構造を自発的に形成できることが明らかになりました。この装置は局在構造の発生位置を自在に操ることができるため、今後さまざまな実験への応用が期待されます。

この研究成果は、日本流体力学会において「注目研究 in 2022」に選ばれ、さらに観察写真が学会誌「ながれ」の表紙に採用されました。

本研究成果は山下特任助教・飯間教授らが参画している文部科学省科学研究費助成事業(学術変革領域A)「ジオラマ行動力学で覚醒する原生知能を定式化する細胞行動力学」の助成をうけたもので、微生物の集団運動への理解の進展だけでなく、様々な非平衡系に見られる局在構造のダイナミクスの理解、さらにはバイオマス利用技術といった産業への貢献も期待されます。

日本流体力学会誌「ながれ」表紙


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