数理生命科学プログラム

 

・プログラム概要  ・教員紹介  

 

「数理生命科学プログラム」では、生命科学・分子科学・数理科学の融合による新しい学問領域の創成と教育を目的として1999年に設置された理学研究科数理分子生命理学専攻を前身に、更に幅広い生命科学諸分野と連携することでその教育課程を発展させています。

最近20年の計算科学・データ科学の進歩とその諸科学分野への全面的展開、及び生命科学における定量的計測技術の進歩によって、数理科学との協働が生命科学諸分野の研究遂行に不可欠なものとなりつつあります。前専攻はこの20年と重なる時代に、ゲノム編集・NMR測定・イメージング・数理モデリング等の諸技術を独自に進歩させると同時に、1分子レベルでのDNA・タンパク質動態、クロマチンレベルでの遺伝子制御動態、動物・植物個体レベルでの発生・運動・ストレス応答の動態、生物やそれを模した個体集団や自己組織化の動態について、講座・分野の異なる研究室の学生・教員による共著論文を多数出版する等、教育・研究の両面で他に先駆けた融合を進めてきました。そこで本プログラムでは、これまでの融合研究の成功例を、全学の生命科学分野に展開し、世界に類を見ない生命科学の展開を目指します。

この理想のもと、本プログラムでは、基礎と応用を問わず幅広い生命科学諸分野との連携を活かし、各論として生命現象を捉えるのではなく、生命科学・分子科学・数理科学の各分野における幅広い学識と高度な専門性を基にそれらを融合することにより、生命現象を支配する原理を普遍的かつ解析的に捉えることのできる独創的な人材の育成を目指します。

 

研究室

複雑系生命数理研究室 生命流体数理研究室 データ駆動生物学研究室 計算生命数理学研究室

現象数理学研究室 非線形生命数理学研究室

分子生物物理学研究室 生物化学研究室 自己組織化学研究室 

分子遺伝学研究室 分子形質発現学研究室 ゲノム機能科学研究室 ゲノム情報科学研究室

 


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