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東京オフィスで「20代をどう生きるか~東京広大会 ハジメの一歩~」を開催しました

2018年7月14日、広島大学東京オフィスで「20代をどう生きるか~東京広大会 ハジメの一歩~」を開催し、関東在住のOBなど28人が参加しました。

不透明な時代を生き抜く

藤代 裕之氏(法政大学 メディア社会科学部社会学科 准教授、文学部1996年卒)から、【不透明な時代を生き抜く】と題して大変熱のこもったご講演をいただきました。

藤代 裕之氏(法政大学 メディア社会科学部社会学科 准教授、文学部1996年卒)

講演【不透明な時代を生き抜く】

その後、グループに分かれ、【センパイ×ワカモノ対談 ~センパイの話、聞かせてください~】と題して、ワカモノからセンパイに問いかけをし、お答えいただく形式でディスカッションをおこないました(以下、一部抜粋して掲載)。

【センパイ×ワカモノ対談 ~センパイの話、聞かせてください~】

センパイ:藤代 裕之 × ワカモノ:胤森 麻結

(左)藤代 裕之(法政大学 メディア社会科学部社会学科 准教授、文学部1996年卒)
(右)胤森 麻結(東日本電信電話株式会社、文学部2016年卒)

藤代氏メッセージ

・人間関係は広く浅くがちょうどよい。
・特に仲が良い人、気が合う人とは1年に1回はご飯にいっている。
・ひととのつながりを保つことは簡単で、Facebookをアップすれば良い。

Q.転職のためには準備が必要だ、という話が講義にあったが、そうなると、今持っている仕事が100%にならないのではないか。どうやってバランスを立てていたのか。

A.(藤代) ポートフォリオで仕事を組んでいくことが大事。そして生き残ってくためには、仕事以外の個人投資が必要。

Q.転職のチャンスを逃しているかどうかは、分からないのでは?

A.(藤代)逃した魚は追えないし、考えていたらチャンスは来ない。ベストじゃなくてベターな選択をするしかない。

センパイ:鎌田 望 × ワカモノ:鍔木 智代

(左)鍔木 智代(国立大学法人広島大学)
(右)鎌田 望(元伊藤忠商事株式会社、政経学部1974年卒) 

鎌田氏メッセージ

・地球上に70億人もの人がいる中で、一人の人間が生涯知り合うのは、多い人でも1万人と言われている。いろいろな人との偶然の出会いを大切にして生きてほしい。

・つきあいが広がるにつれて、いろいろなことを吸収して、自分自身の人間的な成長を助長する。同様に、他人に対して人間的な影響を与えられるぐらい自己を磨いてほしい。

・誰しも「○○に関しては、あの人に聞け」という分野を持つことが大事。一人の人間が持ちうる知識は限られている。しかし、わからないことがあっても、それを聞ける人脈を持っていると知恵は無限に広がる。自分自身がそういう人間であるようになるべき。これに関しては誰にも負けない、というモノを持っていると強い。

Q.向いている仕事ってなんだと思いますか?

A.(鎌田)それは永遠の課題だと思う。一番向いていると思っていた以上に向いている仕事があるかもしれない。向いていないと考えていたけど、してみたら意外と向いていたということもある。経験しないで決めつけるのは賢明ではない。

Q.今年から希望の部署に異動できたのですが、苦労していて、向いていないのかなと思っています。

A.(鎌田)向いていないと思っていたけど、してみると予想外に面白い、ということがある。何が向いているかわからないならよけい、いろいろな物事にトライする中でそれを見つけ出すこと。 

(参加者)私の例で恐縮ですが…私も会社に入るまで、前職の物流業務はやったことがなかったです。何の役に立つのかわからない仕事でしたが、今思えば、自分より経験のある先輩を相手に話す度胸や、データの分析など、勉強になりました。現職で、度胸があるし、データがわかると褒められています。

A.(鎌田)おっしゃるとおり。若いうちは特に、Try, try, and try。常に新しいことにチャレンジしていくことが大切。

センパイ:御厨 直樹 × ワカモノ:松井 駿

(中央)御厨 直樹(株式会社日本経済新聞社、教育学部2001年卒、国際協力研究科2003年修了)
(右)松井 駿(独立行政法人国際協力機構、国際協力研究科2017年修了)

御厨氏メッセージ

・会社以外のネットワークに入り、会社を離れて繋がることは大事。自分でそんな場を作ってみるとよい。

・人生は仕事が全てじゃない!

・苦手なもの、不得手なものについて、失敗を苦手と捉えている若手がいる。
大学で経験して失敗したことについて苦手と言う人がいるが、本当にそんなに経験してきたのだろうか?と思う。
苦手意識は消えないかもしれないけど、得意になるかもしれない、という気持ちは持ってほしい。
自分は対人の仕事でおべっかを使うのが苦手だったが、グループ会社の社長が書いたダジャレ本をよんで、使ってみたらウケた、という経験がある。

Q.仕事でやりたくない仕事を任されたとき、どのように取り組むべきか?

A.(御厨)上司は常にアサイン(割り振る)しようとする。こんな仕事を自分がやるの?と思うような内容であれば、「試されている」のかも知れない。

参加された皆さまにとって、広島大学とのつながりを再認識していただけたり、新しい目標をみつけていただける機会になったようでしたら幸いです。

【問い合わせ先】
広島大学東京オフィス
TEL:03-5440-9065
E-Mail:liaison-office@office.hiroshima-u.ac.jp(「@」は半角に変換してください)


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