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2024年5月18日(土)、広島大学校友会インドネシア・チャプター(以下、HUAA-Indonesia)は、インドネシアで話題のトピックを扱うセミナーシリーズの第3回目「Benefit of Essential Oil」を、広島大学との共催で開催しました。HUAA-Indonesiaは、インドネシア全土にまたがる同窓会組織として2022年3月に設立して以降、両国の産学官関係者・同窓生が連携し海外共創プラットフォームの形成を目指す新たな同窓会組織として、活動を展開しています。
今回のセミナーでは、インドネシアで注目を集めている「エッセンシャルオイル」や「香り」をテーマに、3名のスピーカーを迎え、ジャカルタに派遣中の前田照夫名誉教授と現地スタッフのMs.Eiko Abeの進行で和やかにスタートしました。
はじめに、HUAA-Indonesia書記官のDr. Novi Syaftika (BRIN(国立研究革新庁)研究員/本学工学研究科修了)から、HUAA-Indonesiaの取り組みについて紹介がありました。
次に、長年香りの効果や皮膚に関する研究を行っている矢田幸博 筑波大学グローバル教育院・教授は、天然由来のアロマ(香り)が持つメンタルへの効果並びにスキンケアへの効果について、ローズオイルを用いた実証試験の結果(鎮静効果、睡眠の質向上、皮膚状態の改善等)も交えながら説明し、続いて皮膚科医のDr. Sinta Murlistyariniは、エッセンシャルオイルの皮膚疾患への効果、肌の状態に適したオイルの選び方、また、実際に病院で実施された試験治療での改善実例について紹介しました。最後に、バリ島に拠点を置く世界的なスキンケア会社ウタマスパイスのCEO Ms. Ria Templerは、エッセンシャルオイルの全般的な解説(種類、成分、効能等)、代表的な5種類のオイル(Tea Tree、Lavender、Ylang-Ylang、Chamomile、Patchouli)の特徴、オイルの有効な使用方法などについて説明しました。
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発表後に行われた質疑応答では、オンライン参加をした60名の日インドネシアの企業・大学関係者からの質問が途切れず大盛況のうちに閉会となりました。
本セミナーシリーズは、政府機関に勤務する同窓生による「インドネシアの首都移転」や、研究者である同窓生による「食品科学」など、毎回インドネシアで話題のトピックを扱うことから、次回のテーマのご要望も多数寄せられています。
6月末にはインドネシアの学生や保護者からの要望を受け、日本留学に向けたセミナー(日本語能力試験等)を開催予定(現地言語バハサで実施)。ぜひ、今後もHUAA-Indonesiaのインスタグラムから最新のイベント情報を入手していただければと思います。
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第1回のセミナー「新首都移転」の動画はこちらからご覧になれます。
第2回のセミナー「食品科学・技術」の動画はこちらからご覧になれます。
広島大学国際室グローバル化戦略グループ