タイビジネスと日本企業

広島大学マネジメント研究センター学術提携校
タイ国チュラーロンコーン大学サシン経営大学院日本センター 共同セミナーのご案内

ASEAN、特にタイビジネスの現状と課題 「タイビジネスと日本企業」

日時:2012年12月13日(木) 14時から15時30分
場所:広島大学東千田キャンパス A棟501講義室
参加費:無料
講演者:藤岡 資正 氏

 

【プロフィール】
オック スフォード大学サイード経営大学大学院博士課程修了(経営学博士)を経て、サシン経営大学院に着任。現在はケロッグ経営大学院、広島大学大学院などで客員 研究員などを兼任。日系企業のコンサルティングアドバイザーも多数務める。現在は、サシン経営大学院エグゼクティブダイレクター、同校MBA専攻長、サシン日本センター所長。

藤岡 資正
藤岡 資正

本書の概要

現在、日本の海外直接投資の最大の受入国は中国である。一方で、さまざまなチャイナリスクを敬遠する日系企業の中国一極集中から投資の分散化が進んでいるともいわれる。これまでも、その候補先として注目されてきたのが、AEC(ASEAN経済共同体)の発効を目前に控えた6億人市場のASEAN諸国である。その中心的な役割を担うタイ政府は、その地政学的優位性を活かし、ASEANを軸とした貿易協定に力を入れており、さらに中国、インドを含む将来の30億人市場を狙う戦略的拠点としての経済発展を目指している。

タイ国を中心とする東南アジアでは華僑が起業家として東南アジア経済をけん引してきた。現在では、欧米で一流の教育を受け、英語を自由に操る次世代華人たちが中心となり、中国やインドそしてASEAN諸国を含めたアジアの新興経済を動かしつつある。今後、これら新興経済の活力が、東アジアのカンフル剤になり、世界経済の成長軸となることは明らかであるが、それと同時にその脆弱性と表裏一体の関係にある世界経済の危うさも無視することはできない。(本書「まえがき」より一部抜粋)(同友館、2012年8月)

お問い合わせ先

広島大学大学院マネジメント研究センター(担当:沖)

E-mail:ao5684@hiroshima-u.ac.jp
☎082-542-6980[10:15~17:15(火~土曜)]


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