講演会「国際協力とジェンダー」を開催します
下記内容で講演会を開催いたします。
多くの方のご参加をお待ちしております(事前申込不要)。
【講演会タイトル】国際協力とジェンダー
【開催日時】2009年7月16日(木) 10:30~12:00
【会場】総合科学部K208講義室
【講師】田中由美子氏(独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力専門員)
【対象】広大教職員・学生 ※学外の方も参加可能です。ぜひご参加ください。
【主催】広島大学大学院総合科学研究科文理融合型リサーチマネージャ養成プログラム
【問合せ先】RM事務室(Tel:082-424-6518)
*本講演会は、総合科学共同セミナーの対象です。
【講演概要】
開発途上国の発展を支援するための協力を実施するにあたり、ジェンダーの視点に
立つことの重要性は、1970年代から、国連をはじめとする国際援助機関やNGO(民間
団体)により指摘されてきました。日本の政府開発援助(ODA)の実施機関のひとつ
である、独立行政法人国際協力機構(JICA)では、1990年以降、ジェンダー視点に
立ったODAをどのように進めればよいのか、試行錯誤を繰り返してきました。ジェン
ダーの視点に立つためには、ODAの計画・実施・モニタリング・評価の一連のサイク
ルにおいてどのように取り組めばよいのでしょうか。また、「援助する側」の組織や
体制においても、ジェンダーに敏感な姿勢が求められています。本講演では、ジェン
ダーの視点に立ったODA事業の現状と課題について、JICAの経験を中心に具体的な
事例に基づき考察していきます。
【講師紹介】
田中由美子氏は、国際協力機構(JICA)国際協力専門員として、長年にわたって
「ジェンダーと開発」をテーマに、タイ、カンボジア、フィリピン、ネパール、アフガニスタン等の
アジア諸国で国際協力の企画・調査・研究を行っており、特に、人身売買の多面的防止や
人々の生命や人権を守る「人間の安全保障」の考えに立った支援に取り組まれています。