第161回 「海外でのトラブル」 安田 辰吾(2018/07/05)

電子デバイス工学研究室

第161回 「海外でのトラブル」(2018/07/05)

博士課程前期学生   安田 辰吾 (電子デバイス工学研究室)

 大学生になると海外に行ったことがある人も少なくないと思いますが,トラブルに巻き込まれたことはあるでしょうか.

 

 私がトラブルに遭遇したのはイタリアの地下鉄です.

 観光地ゆえか満員電車の状態に近く,隣では肩がぶつかったかどうかの言い争いもみられ,目的地に着いたときは開放された気分でした.

 しかし,降りた瞬間,電車の中から2人の男が怒鳴りながら私に向かってきました.

 そのまま一方の男がもう一人を壁に押さえつけましたが,このとき私の頭の中は真っ白でした.

 すると押さえつけている男が私にバッグを確認するようにジェスチャー,どうやらその二人はスリと私服警官であり,私がスリをされているのを目撃したそうです.

 このスリも手が込んでおり,隣で言い争っていた片方がスリの共犯であり,騒ぎ起こし注意を引く計画のようでした.

 私は運よく警官がいたことで事なきを得ましたが,改めて日本の治安の良さを実感した出来事になりました.

 

 海外旅行でも,最初の1日,2日までは気を張っていますが,3日目にもなるとついつい気が緩みがちになってしまいます.皆さんも海外に行く際は,最終日まで気を抜かないことをお勧めします.

 それにしても人生初の被害届をイタリアで出すとは思っていませんでしたが.

(2018/07/05)


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