量子物質科学プログラムについて

 量子物質科学プログラムは、物質基礎科学、物性物理学を含む物理学分野から電子工学分野までの教育研究を行い、新しい量子現象を示す物質の創成、その内部状態及び外場との相互作用を、物理学を基礎とした実験・理論によって明らかにします。また、物性物理学を基礎とする物性工学と電子・光デバイスから集積システムに渡る電子工学を発展させ、これらの教育研究を通じて、社会の課題解決に貢献できる人材を育成するとともに、優れた研究成果を発信することによって、国際社会・地域社会に貢献することを目的とします。

沿革

 平成10年4月、広島大学の自然系大学院整備の一環として,主として理学部物理学科,理学部物性学科,工学部第二類(電子物性工学講座)を母体とし,総合科学部,ナノデバイス・システム研究センター(現:ナノデバイス研究所)との連携のもとに、独立研究科先端物質科学研究科の量子物質科学専攻として発足しました。

 平成16年4月、量子物質科学専攻の工学系の3研究室と,ナノデバイス・システム研究センター(現:ナノデバイス研究所)からの協力強化によ り,半導体集積科学専攻を設置しました。

 令和2年4月、広島大学の研究科再編により、先端物質科学研究科の量子物質科学専攻及び半導体集積科学専攻は、先進理工系科学研究科量子物質科学プログラムとして新たなスタートを切りました。


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