テーマ
**行政・企業で展開されているDXの取り組み
昨今のデジタルやAI(生成AI)の普及をめぐる動向から設定。
参加者
申込定員は100名に対し 61人 の参加を頂きました。
登壇者
- 坂本 昌宏 様(広島市 企画総務局 行政経営部 情報政策課 情報監理担当)
- 山本 裕規 様(復建調査設計株式会社 DX推進センター ICT推進室 上席主任エンジニア)
- 小林 レミ 様(みずほ証券株式会社 デジタルイノベーション部 ディレクター/グローバル戦略部 産官学連携室 上級研究員/京都大学経営管理大学院 研究員)
開会挨拶
広島大学地域経済システム研究センター センター長 鈴木喜久 より、「ソーシャルデータサイエンスプログラム」(令和7年4月からの学生受け入れ開始を目指して準備中)について説明。
- 文部科学省の「デジタル×ダブルメジャー大学院教育構想」に採択された背景
- 育成したい人材像:現場理解とデジタル/AIの基礎知識を併せ持ち、技術と現場の間に立って事業化・社会実装を進められる人材
- 実践演習を重視し、外部の実務家から直接学ぶ機会も想定
- 夜間に東千田キャンパスで授業を行う予定(社会人の受講も想定)
- 入学試験は令和7年2月頃を予定
講演内容
坂本 昌宏 様
地方自治体におけるDX人材育成の現状と生成AI活用の取り組みを紹介。
- 課題:研修内容が現場の実情と合わず「意味が分からない」「一部の職員だけが満足する」といった問題が出やすい
- 取り組み:生成AIとラーニングアナリティクスを活用した育成
- 具体例:eラーニング化と形成的評価(受講者の声を受けた改善)を繰り返し学びやすさを向上、受講データや小テスト等の分析を通じて教材改善
- DXスキルサーベイの作問にAIを活用しつつ、問題の妥当性を検証・改善
- 留意点:AI生成物の「確からしさ」を検証し続ける必要がある
- 示唆:教育×データ分析×AIの組み合わせが今後一層重要になる
山本 裕規 様
建設分野でのDX推進の枠組みと具体事例を解説。
- 背景:建設分野を取り巻く課題(災害リスク、インフラ老朽化、担い手不足・生産性など)
- 具体事例:3D都市モデル/デジタルツインを活用した取り組み、AIによる交通量観測、建物変化抽出、水位検出、音声による生物判別、外来植物抽出・マッピング等
- 人材育成:社内のDX推進ワーキング、新入社員向けDX研修(データサイエンス研修・AI研修を含む)
- 実践要諦:現場課題の整理から入り、データ・AIの活用へつなげること、文系・理系を問わず問題解決の観点が重要
小林 レミ 様
みずほ証券株式会社におけるDXへの取り組みをテーマに講演。
- 金融業界の環境変化とDXの基本概念
- 生成AIやブロックチェーンなどの技術動向
- 社内での生成AI活用やAIによる業務高度化の具体的なDX事例
- DX推進に不可欠な人材育成や産学連携の重要性
質疑応答
- 生成AIを使う際の「確からしさ」をどう高め、誰がどう判断するか
- 紙設計図の時代からデジタル(3Dモデル等)への移行の進め方
- 証券業界におけるロボアドバイザーの位置づけ(現時点では社内のアドバイザー支援から進める考え方)
まとめ
行政・建設・金融の各分野におけるDXの実践例を通じて、現場課題の整理とデータ/AI活用、人材育成を一体で進める重要性を共有しました。

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