長崎県出身、博士課程後期2年生の武川 舜さん(西洋史学)の声をお届けします。
広島大学大学院人間社会科学研究科人文学プログラムに進学しようと思った理由は何ですか。
私が本プログラムに進学しようと思ったきっかけは、現在の指導教員にあります。元々、私は別の大学で修士課程までを修了したのですが、今後の研究のためには「碑文学」を学ぶことが必須であると判断したために、碑文学研究にて著名な現在の指導教員である前野弘志教授が在籍する本プログラムに進学しようと思いました。
現在どんなことを研究していますか。
ヘレニズム期の小アジアにおける権力者と都市の関係について、都市側の視点に着目した研究を行っています。現在は、主に都市に残された碑文史料を用いて、権力者と都市間に交わされた条約やその背景などを精査することにより、都市側から観た両者の関係を分析しています。ヘレニズム期の小アジアにおける都市とは、権力者たちの支配に唯々従う存在ではなく、むしろ彼らの権威を自身の利益の追求のために利用するような、たくましい存在であったのではないかという疑問を胸に日々の研究を続けています。
研究 兼 旅行で訪れたアテネのアクロポリス
広島大学での学生生活について教えてください。
私が在籍する西洋史学研究室の場合、週に最大3回のゼミがあり、月に1、2回のペースで報告の順番が回ってきます。この報告の頻度の多さから、日々報告のために研究を進める必要に駆られますが、忙しい反面、報告ごとに着実に研究が進んでいるという実感が得られます。このように、研究室での研究活動は忙しいものですが、広島はその疲れを癒すのに最適な土地です。私自身、休日は宮島などの著名な観光地を訪れたり、時には「酒都」西条の地酒を楽しんだりしながら日々の研究に勤しんでいます。
ゼミ終わりの様子
広島大学大学院人間社会科学研究科人文学プログラムに入学・進学してよかったこと、驚いたこと、衝撃を受けたことなど、ありましたら教えてください。
当大学で開催される学会には、他大学から諸先生方だけでなく、多くの院生が報告に訪れます。もちろん学外の学会に参加することも重要ですが、このように学内の学会において他大学の先生方の報告を聞き、院生と交流できる機会が多く設けられている点は、人文学プログラムの長所であると考えています。
将来の夢は何ですか。
研究者を志していますが、それが叶わなかったとしても教員など何かしら歴史学とかかわりのある職業に就きたいと考えています。どのような職業に就くにせよ、西洋史学の研究をやめることなく継続することが出来たらと思っています。
西洋史学研究室にて
後輩たちに向けてメッセージをお願いします。
掲載日 : 2026年6月25日

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