永田悠大さん(生物資源科学プログラム博士課程前期2年、主指導教員:小池一彦教授)は、カキの「人工採苗」に関する研究を行っています。昨季に生き残ったカキから採取した精子と卵子を、ビーカー内で適切な割合に調整した後、水槽内で受精させてカキの幼生を育成しています。
今後は、この幼生を砕いたホタテガイの貝殻に付着させ、海中で養殖することを目指しています。
現在、広島県内で養殖されているカキのほとんどは、「天然採苗」と呼ばれる方法によるものです。これは、海中を浮遊するカキの幼生が自然に付着するのを待つ方法であるため、天候などの影響を大きく受けます。人工採苗が普及すれば、天候などに左右されない安定的な種苗生産が可能になるほか、高温や病気に強いカキを育成できる可能性もあります。
この研究内容は、2026年7月24日付の中国新聞朝刊一面に掲載されました。

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