プログラムの紹介と概要
このプログラムでは,欧米文学語学・言語学の研究をとおして,人間の言語表象文化活動全般に関する知識・理解を豊かにします。さらに,社会的要請に応えるために,語学力の養成はもとより,言語表象文化の多様性と多元性を認識することによって,世界の文化体系を複眼的に把握できる教育を実施します。
具体的には,英語,ドイツ語,フランス語等でのコミュニケーション能力を身につけるとともに,それぞれの言語で書かれた文学作品や諸言語文化研究を通じ,異文化に対する鋭い感性と深い分析力を鍛えます。
さらに,ディスカッション・レポートや卒業論文作成により,多文化共生社会に対応しうる柔軟で論理的な思考能力の涵養,相対的で複眼的な視点の習得,明晰な論理構築と文章作成能力の鍛錬を行います。
身につけた多様な知識を活用すれば,社会の幅広い分野で活躍することが可能であり,また大学院に進学してより深く専門性を追及することもできます。
主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け
欧米文学語学・言語学プログラムにおける教養教育は,英語のみならず,多彩な外国語の基礎学力を習得して専門教育を受けるための学問的基盤を作るとともに,人文科学,社会科学,自然科学などを幅広く学んで,専門分野に活用できる独創的な視点を養い,教養や協調性,行動力を身につけた国際人としての基礎を築きます。