電子システムプログラム

プログラムの紹介と概要

電子システムプログラムには以下の特徴がある。
 
(1)物性・材料,半導体デバイス,集積システムの各分野に関連する科目を順序良く学べるよう,授業科目が配置されている。また,授業科目は,各分野の科目間の関連を考慮して配置されている。
 
(2)2年次において各分野の入門・導入的科目(電子物性基礎,半導体デバイス基礎,集積回路基礎)が用意されており,学習する専門科目群の全体像が得られるように配慮されている。一方,3年次後期には最新の科学・技術を含む多彩な専門科目が開講されている。
 
(3)材料・半導体デバイスの基礎となる物理・固体物性に関する科目が用意されており,革新的な技術開発に必要な基本原理を学習することができる。また,電気・電子回路の基本から最新の集積回路に至る,集積回路の設計技術を系統的に学習することができる。
 
(4)本プログラムでは,材料,デバイス,集積回路といった,実際の「もの」に即した知識・技術の習得や研究に重点を置いている。卒業研究においては,機能材料の作製や物性評価,新機能デバイスやナノメートルサイズ半導体デバイスの製作,実用システムに利用できるアルゴリズムや集積回路の設計・試作などの最新の研究に関するテーマが設定されている。
 
(5)他の3プログラムとの連携により,電気エネルギー,電子制御,信号処理,情報処理,ソフトウェアなどに関する科目も学習することができる。

主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け

本プログラムにおける教養教育は,工学部二類専門教育を受けるための学問的基盤作りの役割を担い,自主的・自立的態度の尊重,情報収集力・分析力・批判力を基礎にした科学的思考力の養成,ものごとの本質と背景を広い視野から洞察することのできる視座の確立,国際人として生きるにふさわしい語学力と平和に関する関心を強化し,幅広い知識を真に問題解決に役立つ知識体系へと統合するとともに,既成の枠を超えた学際的・総合的研究を開拓し推進する能力を養成する。

プログラムの詳述書


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