多文化・グローバル教育学プログラム

プログラムの紹介と概要

本プログラムは,教養教育課程から専門教育課程まで一貫して,原則として英語を使用した授業科目のみを履修することによって学位を取得できます。本プログラムでは,多文化教育,平和教育,国際開発教育を体系的に学び,国内外で平和で持続可能な多文化共生社会の創造に貢献する人材の育成を目指すものであり,特色あるカリキュラムを通して,下記のような能力を習得できます。

〇体験学習に重点を置いた学際的なカリキュラムで,地域の多様な現実に直接触れ,アイデンティティ,宗教,地域社会などの問題に対する視野を広げる。

〇平和教育や国際教育開発の観察実習などにより,地域社会や国際社会で平和の創造や持続可能な社会に向けた変化を促すために必要な,共感力,異文化間コミュニケーション能力,グローバルシティズンシップを育み,多様な背景を持つ個人間の有意義なつながりを構築し,協力する力を身につける。

〇国際バカロレア校,インターナショナル校,公立学校での観察実習や実習により,多様な教室での学習支援,インクルーシブで協働的な学習・指導,教師へのコーチング,社会参画と統合の促進などの実践的スキルを習得する。

〇ディスカッション,プレゼンテーション,プロジェクト型学習における主体的な学びを通じて,創造的な実践力を高める。

卒業後は,英語能力を生かして,国際化が進む学校・地域社会,海外の日本人学校,NGO/NPO等において多文化共生教育や平和教育の実践を支援する仕事,国内外の国際協力機関(JICA,UNESCO,開発コンサルタントなど)において教育分野の国際協力を進める仕事を目指すことができます。また,大学院に進学して多文化共生教育,グローバル教育,平和教育,国際教育開発・協力に関する調査・研究を行う専門家になることを目指すこともできます。大学院人間社会科学研究科国際教育開発プログラムでは世界40か国からの留学生が7割を占め,社会経験豊富な日本人社会人学生も多く,多様性と魅力あふれる環境で研究力,実践力を磨くことができます。

主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け

専門教育に進む準備として,外国語能力(英語)を向上させるとともに,問題解決型の学習能力を身につけます。また,人文社会科学系,自然科学系の多様な科目を履修し,異文化理解・自文化発信の基礎となる視点を形成する基盤となる教養を広げます。

プログラムの詳述書


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