地球惑星システム学プログラム

プログラムの紹介と概要

広島大学理学部の教育においては,自然科学の基礎をしっかりと身につけ,真理探究への鋭い感性を持ち,幅広く深い教養に根ざした総合的判断力を持った人材を育成することを目指しています。
地球惑星システム学プログラムでは,地球惑星科学に知的基盤を持ち,(1) 研究者,(2) 技術者,(3) 教育者として社会の各方面で活躍できる人材の養成を目指しています。(1)としては大学教員やその他研究機関の研究者,(2)としては地質コンサルタント,資源・エネルギー関連,防災関連,情報関連の企業における技術者,そして(3)としては中学・高等学校の理科教員を想定しています。そのため,プログラムの内容は,地球惑星科学の広い範囲に渡る知識・専門的手法・分析力を有する学生の育成と,多様な学生の個々の興味と特色に応じた教育の実施に留意し,講義,室内での実習・演習の他に,野外実習と卒業研究から編成されています。
本プログラムでは,地球惑星システム学の高度な研究に必要な3つの項目:(1) 鉱物・岩石・鉱床,(2)太陽系,地球および生命の誕生と進化,(3) 地球・惑星の固体部分の運動メカニズムと内部構造,について基礎から応用までを習得します。本プログラムは年次ごとの積み上げ式で構成されており,本プログラムを通して地球惑星科学の基礎から学び,最終的には最前線の研究を展開するための応用・実践にまで到達することを目指します。

主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け

本プログラムにおける教養教育は,専門教育を受けるための学問的基盤作りの役割を担い,自主的・自立的態度の尊重,情報収集力・分析力・批判力を基礎にした科学的思考力の養成,ものごとの本質と背景を広い視野から洞察することのできる視座の確立,国際人として生きるにふさわしい語学力・国際的視野と平和に関する関心を強化し,幅広い知識を真に問題解決に役立つ知識体系へと統合するとともに,既成の枠を超えた学際的・総合的研究を開拓し推進する能力を養成します。

プログラムの詳述書


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