21世紀科学プロジェクト研究会-リスクに関する「問い」作り:福島原発事故から-を開催します。



以下の4回シリーズで,福島原発事故への「問い」を考えていきたいと思います。

興味をお持ちの方は,是非ご参加ください。

■趣旨



今日,様々な種類のリスクが喚起され,その対策・対処が議論されている。確かに,リスクの問題に「答える・応える」ことは必要である。他方,リスク(の問題)について「問う」作業も大切であろう。リスクは,どのような仕方で問えるのか。どのような問い方が可能であり,有効なのか。リスクに対する「問い」をできるだけ多く作り,そこにある問い方の多様性を浮き彫りにしてみたい。



しかし「問い」を作るといっても漠然としている。そこで福島原発事故に焦点を絞る。あの事故が起きてから,専門家・政府関係者・報道機関・被害当事者・傍観者たちによって,実に様々な仕方でリスクが語られた。この記憶が生々しいうちに,語られたリスクに対する疑問点や違和感,調べてみたい事項,考えてみたい事柄などを「問い」の形に定着させておきたい。





■方法



参加者が持ち寄った簡単な(すぐその場で読める・理解できる)資料を素材にして,哲学カフェ風に自由に発言し合い,リスクに関する「問い」を出来るだけ多く書き出す。また,出てきた「問い」の背景や理由なども簡単に記録しておく。こうした作業を3回繰り返し、最後に「問い/背景・理由」の一覧を見て,批評する(KJ法などでマッピングしてもよい)。



以下の日程を予定している。場所はC617室で実施する。

・ 12月20日(火)18:00-19:30  初回説明,資料は堀江が準備する

・ 01月24日(火)18:00-19:30

・ 02月28日(火)未定

・ 03月06日(火)未定      リスクに関する「問い/背景・理由」の批評

進行役は堀江が務める(記録係が必要)。リスク研究に関心のある教員・大学院生は、都合の許す限り参加してください。また参加する限りは,積極的に「問い」作りに努力してください。





■問い合わせ先



  大学院総合科学研究科 21世紀科学プロジェクト 「リスク研究」

   岩永 誠(082-424-6574,miwanag[a]hiroshima-u.ac.jp)

   堀江 剛(082-424-6348,thorie[a]hiroshima-u.ac.jp)



   ※[a]を半角@に変換してください。


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