山田実氏講演会「サルコペニアの予防・改善」を開催します



山田実先生(筑波大学大学院准教授)を迎えて下記講演会を開催します。
どなたでも参加可能です。多くの方のご来場をお待ちしております(参加費無料・事前連絡不要です)。





日時:2015年12月4日(金)14時35分~16時05分

場所:広島大学東広島キャンパス総合科学研究科第一会議室(事務棟3階)

講師:山田 実 氏(筑波大学大学院准教授)

演題:サルコペニアの予防・改善 



ポスター
こちら(PDF:289KB)



講演会概要

サルコペニアは加齢に伴う骨格筋量の減少を指し、我が国地域在住高齢者のサルコペニア有病率は15~20%である。このサルコペニアは転倒や要介護の要因となることから、言うまでもなく早期発見・早期対策は重要な課題となっている。

サルコペニアの対策には、運動単独介入だけでなく栄養介入との併用が重要である。これまでの介入研究をレビューすると、運動療法単独と比較して運動と栄養の併用療法では、より高く筋力増強効果、筋量増加効果が認められることが示されている。なお、サルコペニア予防・改善の運動療法としてはレジスタンストレーニングが推奨されており、一般的には1RMの80%程度の高負荷でのトレーニングが必要とされているが、近年では高齢者においては1RMの40%程度の低負荷運動でも筋機能の改善効果が得られることが示されている。一方、栄養介入に関しては、タンパク質やアミノ酸などを摂取することで筋タンパク同化を促進し、筋量増加や筋力強化に有用となる。



講師紹介


山田実/やまだ・みのる

筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻リハビリテーションコース准教授。専門は、老年学。研究テーマは、高齢者の虚弱予防研究(介入研究:転倒予防、サルコペニア予防、認知機能低下予防等)、虚弱の促進因子の調査・メカニズムの検証(疫学調査)等



主催
:広島大学大学院総合科学研究科RM養成プログラム

総合科学研究科スポーツ科学若手研究会

企画・実施:総合科学研究科スポーツ科学若手研究会(本企画代表者:来間千晶)

お問合わせ先:総合科学研究科 RM事務室 TEL:082-424-6518


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