テーマ
「広島大学ソーシャルデータサイエンスプログラム シンポジウム」
DXや生成AIの急速な発展をめぐる動向から設定。
参加者
申込定員は100名に対し 86人 の参加を頂きました。
登壇者
- 菅 由紀子 様(株式会社Rejoui 代表取締役/広島大学客員教授)
- 菊地 雄太 様(経済産業省 中国経済産業局 地域経済部 デジタル経済課 総括係長)
- 北村 れお 様(株式会社インターネットイニシアティブ プロフェッショナルサービス第一本部 デジタルイノベーション部 コンサルタント)
開会挨拶
広島大学地域経済システム研究センター センター長 鈴木喜久 より、本プログラム設置の背景と目的について説明。
- 文部科学省の事業として、人文社会科学分野におけるDX推進エキスパート人材を育成する大学院プログラムに採択
- 令和7年4月から博士前期課程で学生受け入れを開始予定
- ICTやAIが急速に発展する一方、日本では技術をビジネスへ生かす力が十分でないという課題
- ビジネスとデジタル技術の双方を理解し、事業化・社会実装へとつなぐ人材を育成
- 少人数制で実践的な教育を行い、統計学や機械学習の基礎に加え、現場と連携した演習を重視
講演内容
菅 由紀子 様
「生成AIに求められるデータサイエンティストのスキルと役割」をテーマに講演。
- データサイエンティストに必要な「ビジネス力・データサイエンス力・データエンジニアリング力」の3要素を軸に解説
- 生成AIの急速な進展を示し、物流予測や可視化の具体例を交えながらデータの正しい解釈や統計的思考の重要性を説明
- 留意点:単なる相関と因果の混同に注意すべき点
- 示唆:データを基に社会課題を解決できる人材の育成が不可欠
菊地 雄太 様
「未来人材ビジョン これからの産業界が求める人材」をテーマに講演。
- AIの発展に伴い求められる人材像が「課題解決」から「課題発見」へと移行している現状
- 製造業をはじめとする産業構造の変化
- デジタルスキル標準におけるデータサイエンティストの役割(業務変革や新規ビジネスの実現に向けたデータ活用)
- AI時代にはリスキリングと論理的思考に加え、直感的・創造的な視点も重要
北村 れお 様
「IIJが導く人材発掘と育成の新時代」をテーマに講演。
- 企業のDX推進における主要な課題が「人材および組織」にある
- DXの成功には適切な人材配置と育成が不可欠
- データサイエンスやAIを活用した人材評価および配置の仕組みを説明
- 人材特性の定量的把握と適材適所の実現によりプロジェクト成功率の向上が可能
- DX推進には継続的な人材育成と組織改革が求められる
- 生成AIの活用による高度な分析や意思決定支援の可能性についても言及
質疑応答
仕事と学修の両立方法、生成AIの社内利用に関する課題、地方と都市部における人材ニーズの違い、統計分析とAIの役割の関係などについてご意見や質問を頂き、活発な意見交換が行われました。
まとめ
生成AI時代においては、データを正しく読み解き、課題を発見し、社会実装へとつなげる力を備えた人材の重要性が改めて共有されました。データサイエンスとビジネスを横断的に学ぶ本プログラムの意義についても、多くの示唆が得られる機会となりました。

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