広島大学工学系総括支援室 人事担当 (担当:桐谷)
電話:082-424-7509
広島大学工学部教育顕彰は、教育の新しい試みと創意に対し顕彰を行い、工学教育の活性化及び充実・発展を図ることを目的としています。
2025年度は団体1件、個人1件が選ばれ、2025年11月20日、工学部大会議室において授与式を行い、矢吹学部長から顕彰状が手渡されました。
顕彰されることとなった業績及び矢吹学部長からの顕彰状授与の様子は次のとおりです。
JV-Campus 向け海洋・海事系オンデマンド講義作成委員会
メンバー:第一類(輸送システムプログラム)准教授 佐野 将昭 (代表者)
准教授 中島 卓司
准教授 新宅 英司
准教授 田中 義和
准教授 谷口 直和
業績:
オンライン国際教育プラットフォーム「Japan Virtual Campus (JV-Campus)」向け海洋・海事系オンデマンド講義の作成
受賞理由:
海事分野における我が国の「モノづくりの伝統」と「先端技術」の両面での学びを目的として、標記メンバーが中心となり、国内外の大学生、高校生、社会人 (ASEAN 諸国含む) 向けのオンデマンドビデオについて、2024 年度後期の半年間をかけ制作した。
具体的には、「海洋・海事領域教育の総合的な入門」について、1回あたり45 分 (15分×3本で構成) で、日本語と英語で学ぶことができるコンテンツを制作したもの。
その制作にあたっては、呉市を中心とした20 以上の企業・団体への説明、ビデオ撮影、教材作成等に膨大な時間を費やし、180本 (15分動画/本) にも上る非常に綿密かつ大規模な教材を作り上げた。
なお、本取組は、広島大学の第4期中期目標期間において重点的に取り組む5つの事項「President 5 Initiatives for Peace Sciences -新しい平和科学 (安全・安心を実現する「創る平和」)-」の中の「4.海洋・海事のガバナンスと持続可能性のためのアジア拠点形成」を実現するための事業の一環として実施されたものである。
代表者 第一類 (輸送システムプログラム) 准教授 佐野 将昭
第四類 (建築プログラム)教授 森 拓郎
業績:木造実大模型を用いた組み立て体験型授業の導入
受賞理由:
受賞者の担当講義である「木質構造」において、木造住宅の部材やその組み立て方を学ばせるため、実大の断面の部材を用いた1/3の高さの模型を作成し、大学院生の補助のもと、希望した学生に模型を組み立てさせることを実践している。
模型の組み立ての実践により、実際の部材名、どのように部材が取り付いているのか、部材を止めている金物がどのように取り付いているのかなどを確認することで、一般的な教科書での説明と比較し、理解が進んでいる。
さらに、組み立てに参加していない学生においても、説明を聞きながら組み立ての様子を熱心に眺め、写真撮影・メモ取りなどを担当するなど、高い学修効果と意欲の向上が見られた。

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