第30回企業訪問(オタフクソース株式会社)

平成28年9月12日,当研究科分子生命機能科学専攻の秋教授と学生12名が,広島市西区商工センターにあるオタフクソース株式会社を訪問させていただきました。

オタフクソース株式会社は1922(大正11)年11月に創業され,オタフクソースをはじめとする多種多様な調味料の開発,製造,販売を行っています。  

工場では,ソースの製造工程,容器への充填,パッケージ,梱包等のラインを2班に分かれて見学しました。大量生産を行うラインでは機械化が進んでおり,全国で販売されるソースは全てこちらの工場で生産しているそうです

    

工場での見学後,R&Dセンター(WillEgg)に移動し,商品開発部,マーケティング部等を見学しました。商品開発部では,企業やお客様等の要請に対応するため,研究・開発が行われていました。製品の開発だけでなく,料理のレシピ等の提案もされているそうです。

見学後は,当研究科OBの社員の方等と意見交換を行い,業務内容・仕事へのやりがい・就職活動への取組みなどの説明,アドバイスをしていただきました。大変興味深い内容であり,参加した学生は活発に質問を行っていました。

今回の工場等の見学,先輩社員からのアドバイスは,今後の研究や進路を考えていくうえで非常に参考になり,有意義な時間を過ごすことができたと思います。

お忙しい中ご対応くださいました栗田様,当研究科修了生の濱崎様をはじめ,ご対応くださいました社員の皆様方,大変ありがとうござました。

【参加学生のアンケートより】

・ 社員の方に直接質問しやすかったので,少人数のグループ対談はとても良かったです。オタフクのことだけでなく,今後の就活の話も聞けてためになりました。実際に工場でソースの材料を仕入れているところや,検査しているところを見学できてよかったです。就活のこともあるので,このような工場見学の機会があればまた参加したいです。

・ 初めての企業訪問でしたが,案内してくれる人たちがいろいろなことを教えてくれて非常にいい経験でした。なにより会社内の仲の良さや雰囲気の良さが伝わってきました。

・ 年の近い広大の先輩に少人数で話が聞けてとても聞きやすかったです。めったに間近で工場の中を見られる機会はないので,とても勉強になりました。前からオタフクソース(株)に就職したいと思っていましたが,行きたい気持ちが一層強まりました。
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・作業の機械化が進んだり,産休・育休が取りやすかったり保育施設があったりと,女性が働きやすい環境が整っていました。企業・家庭のどちらも対応するためにそれぞれのキッチンがあったのも驚きました。ソースを作るだけでなく,実際の作った後かけたときの味もきちんと調べていることが印象に残りました。

・ 製品が実際にどのような工程で作られ,商品化されていくのかを工場を見学することで,肌で感じることができました。また,研究開発の現場を見学し,商品会社における研究というものを知ることができ良い経験になりました。今後の就活に活かしていきたいです。
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・実際に自分が食す製品の製造過程を見ることができ勉強になりました。自分が思っているよりも人力でしかまかなえない部分が残っていると感じました。
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・会社に入る際に気になる点は会社の雰囲気だと思います。それを見られた所が特に良かったです。(特に研究所・開発)
 


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